【第50号】私の「新型コロナウイルス(新型肺炎)問題」の対応法
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今月のメルマガ 2020年2月号
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◆私の「新型コロナウイルス(新型肺炎)問題」の対応法
~行うべきこと、意識すべきこと~
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皆様、いかがお過ごしでしょうか。
2月だというのに暖冬です。
私の自宅では、事務所開きの時にいただいた胡蝶蘭が、
2月(如月)だというのに、もう見事な花を咲かせております。
事務所会議室の胡蝶蘭も、しばらくするときれいな花を咲かすのだろうと
思っております。
太陽の暖かい日差しのありがたさと胡蝶蘭の生命の力強さを感じ、
心が楽しくなります。
他方で、最近の我々は「新型コロナウイルス(新型肺炎)問題」に直面し、
社会に影響が生じ始めております。
先日、タクシーを利用した際に、たまたま金曜日でしたので、
運転手さんに「金曜だから今日は稼げますね」と声をかけました。
そうしたところ、運転手さんは
「今はそんな状態じゃないですよ。ひどい状態で…。」
と言って、次のようなことを教えてくれました。
・地方の観光地では、中国人だけでなく欧米人やそれ以外の国からの
観光客が激減した
・東京でも観光地では海外からのお客さんが激減している
・都内でも大企業が10人以上の集まりを禁止(控える?)したり、
人混みをさけようという雰囲気になっている
・そのため、東京でも飲食店のお客さんが激減した
運転手さんは大げさに言っただけかもしれません。
ですが、タクシー運転手さんのお話は、「今現在のリアルな現場話」
ということもあります。
確かに、
・新型肺炎は感染力が強そうだ
・感染しても症状がでないままウイルス拡散をしてしまうので、
スーパースプレッダー(ウイルス拡散者)になってしまう
・有効な治療法が見つかっていない
などで心配や不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、心配や不安は心を疲れさせます。
心配や不安が心の中で増大し、冷静な判断を損なうときもあります。
心配や不安は身体の不調を招き、免疫力を低下させ、種々の病(病気)を
招き寄せる要因にもなります。
数日前にこんなニュースがありました。
日本で犯罪を犯し中国に逃げた(母国に帰国した)中国人が、
日本で指名手配中だったのに、中国ではマスクが手に入らないということで、
新型肺炎が怖くて、マスクを入手するために日本に再入国し逮捕された、
というニュースです。
外国で犯罪を犯した者が母国に戻れば、その外国(犯罪地)には戻りません。
誰でも捕まりたくないからです。
ですが、本人は新型肺炎が怖くて(心配で不安で)、感染予防のために
マスクが必要だから、たとえ危険を冒してでも、日本に行ってマスクを
買わねばと決断したのでしょう。
そして、日本でお縄になったという訳です。
この話を、不安や心配が冷静な判断を奪った話として考えれば、笑えない話になります。
今、大事なことは、感染予防に有効だと言われていることはきちんと実行する、
ということではないでしょうか。
・うがい、手洗い、アルコール消毒
・しっかりと食事をとる
・睡眠をとる(睡眠不足にならない)
・適度に運動する
・咳エチケットはきちんと行う(他の方に咳やくしゃみをかけると「嫌われます」から)
・会社から、多数人での集まりを控える、との指示が出たのなら、その指示に従う
等々
ですが、私にはそれ以外にも大事なことがあると思っています。
それは、自分の中にある免疫力を信じ、その免疫力を高めることです。
ウイルスは細胞に入り込み、細胞を死滅させ繁殖するのだろうと思います。
しかし体内には免疫細胞がたくさんあります。
免疫細胞が活躍(活性化)しやすいように心身を整えておけば、
ウイルスが体内に大量に侵入しても、多数の免疫細胞がそれを迎撃し、
ウイルスを死滅させるはずです。
人間も胡蝶蘭と同じく自然の中の一部です。
胡蝶蘭が日の光を浴びて力強く花を咲かせるように、我々にも
生まれながらに免疫力という外敵を撃破するチカラが備わっています。
その自然のチカラを信じ、免疫力を動かすことが大事ではないでしょうか。
少なくとも、心配や不安といった免疫力を損なうことはやめましょう。
やるべきと言われていることはやって(やるな、控えろといわれることには従って)、
自分の免疫力(生まれながらに備わっているチカラ)を信じ、
その上で日々の日常生活をいつも通りに行うことが大事ではないでしょうか。
なお、2016年12月に「笑いと免疫」というテーマでメルマガを書きました。
人間の体内でガン細胞が多数出来てしまったときに、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が
ガン細胞を直接攻撃します。
そのNK細胞が活動するためには「活性化」する必要があります。
注射でNK細胞を活性化させようとすると3日間かかるけれども、
たった5分間の笑いだけでNK細胞が「活性化する」するそうです。
でも、面白くないよ、笑う気分じゃないよ、というときはどうしましょう?
答えはシンプルですが大事なことです。
面白くなくても、楽しくなくても、そんなことをふきとばすために、
笑え、うそ笑い大いに結構だから笑え、
不思議なことに、うそ笑いしているうちに、だんだんと気分が良くなってきて、
明るい気分になってきます、
というお話でした。
このお話は、
「中村天風を学ぶ」(遠藤靖子 稲松信雄 松本正光著 2015年10月初版 河出書房新社)
の185頁以下(松本正光氏担当部分)、
「免疫の新常識」(安保徹著 永岡書店)の126頁以下
を参照してメルマガとして書いたものです。
この笑いの重要性は今回の新型肺炎でも使えると思います。
不安や心配はコントロールしにくいと思い込まないで、
厳しい問題だからこそ、それを直視しながら(事実の直視は大事ですね)、
「うそ笑い大いに結構」の方針で、「笑え、笑え」で乗り切りたいなぁ、と思っております。
今月のメルマガも長々としたものになってしまいました。
ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。
これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
吉田良夫