【第51号】 私の「新型コロナウイルス(新型肺炎)問題」の対応法 その2

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 今月のメルマガ              2020年3月号
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◆私の「新型コロナウイルス(新型肺炎)問題」の対応法その2

 ~先人の知恵 良寛和尚の危機管理~

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みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
2月メルマガのときから約1か月で世界の様子は変わりました。
ヨーロッパの状況には誰しも驚き、悲惨な状況に胸を痛めていることと思います。
クラスター(集団感染)という言葉も、いまでは聞き慣れました。
そして、数日前には、オーバーシュートという新たな言葉まで覚えてしまいました。

読売新聞3月20日朝刊1面では、
「専門家会議は19日、都市部で感染者が増えており、今後は爆発的な
感染拡大の可能性があるとの分析結果を公表した。」
という記事を掲載しました。

東京など各地で「オーバーシュート」の危険性がある、という意味ですね。

2月メルマガでタクシー運転手さんの話として、
飲食店の方々が困っているという話をご紹介しました。

2月メルマガの後、事務所近くで居酒屋さんのランチを食べていたら、
お店に電話がかかってきて、お店の方がいつもの明るい声で
電話口に出たのですが、10数人の宴会キャンセルの電話でした。
お店の方が残念そうな声で「また、お願いします」と言っていました。

その後、人の集まり、物の流通が少なくなりました。
マスクが入手困難になっただけでなく、トイレットペーパー、
ティッシュペーパーまで入手しにくくなりました。

しかし、日本は「もちこたえている」(専門家会議)ので
市民生活ができています。
私もお客様との会議ができていますし、私も所員も無事です。

幸せは心で感じるもの、思うものです。
他の人から「あなたは幸せだ、あなたは不幸だ」と
押しつけられるものではありません。
私は先日3連休に「桜」を見るために歩きましたが、
良い天気で桜が気持ちよさそうに咲いていました。

日本は外出制限もありません。
桜を見ることもできます。
本当にありがたいことで、私の心は幸福感でいっぱいになりました。

コロナウイルスが全世界で猛威を振るっていることは確かです。
ですから、行うべきことは、これまで以上に入念に行い続ける。

・手洗い、アルコール消毒
 (来客用のアルコール消毒液があるところでは、よく利用させてもらっています)
・しっかりと食事をとる
・睡眠をとる(睡眠不足にならない)
・適度に運動する
・咳エチケットはきちんと行う(他の方に咳やくしゃみをかけないように気を配る)
・コロナ対応の指示(自粛要請も含まれますね)が出たらそれをみんなで守る
等々

そして、3月19日の専門家会議が、クラスターを出さないため、
オーバーシュートを引き起こさないため、全国民に求めたことを
強く意識すべきだと思っています。

「換気の悪い密閉空間、人の密集、近距離での会話や発生の3つの条件が
同時に重なった場を避ける」(さきほどの読売新聞1面)

「密閉+密集+近距離会話 注意」(同3面)

我々が行うべきことは、私を含め多くの人が、できる範囲で
提言されたことを実行するということではないでしょうか。

もう一つ、私が思い出したことがあります。

メルマガ第15号(2016年11月号)でご紹介した良寛和尚の「危機管理」の考え方です。

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江戸後期の曹洞宗の禅僧で、すぐれた歌や詞を残した良寛の言葉に、
災難から逃れる妙案として興味ある言葉がある。
現代の「危機管理」の基本な考え方を暗示しているので紹介する。

災難に遇ふ時節には、災難に逢ふがよく候。
死ぬる時節には、しぬるがよく候。
これ災難を、のがるる妙法にて候。

(良寛和尚)
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出典は、(「中村天風と『六然訓』」 合田周平著 PHP新書 2012年2月29日第1版)の151頁です。

前回のメルマガでは、私の解釈として次のことを書きました。

……
本来はかすり傷とか全治1ヶ月とかの怪我を、自分でジタバタして
致命傷にしないことだ。
本当に死んでしまう事態はめったにあるものではない。
そして本当に死んでしまうときには、それは寿命だから、うけいれるしかない。

慌てないで落ち着いて事に当たれば、怪我はしてもなんとかなることが多いはずだ。
虚心平気、虚心坦懐の気持ちをわすれてはいけない。

私がこの心境まで成長しているというわけではありません。
ただ、お先真っ暗、嫌なことばかりおきるだろうな、という気持ちになるよりは、
良寛和尚の言葉を思い出した方がなにか良いことが起こりそうな気持ちになります。
……

私はとても良いことを思い出した気持ちです。
皆様はどのようにお感じになられたでしょうか。

今月のメルマガも長々としたものになってしまいました。

ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。
これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございました。