【第88号】◆新型コロナで大打撃を受けた日本経済の回復 ~海外労働力の確保が難しくなった?~

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 今月のメルマガ              2023年5月号
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◆~新型コロナで大打撃を受けた日本経済の回復 ~
~ 海外労働力の確保が難しくなった? ~
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皆様

もう5月の終わりです。
この時期は猛暑になったり、急に冷え込んだりの温度差があって、
ストレス軽減法、を意識して季節の移り目を快適にお過ごしください。

ところで、経済ニュースでは、「日経平均、バブル後高値」
「一時3万900円台 企業業績に期待」(日本経済新聞2023年5月19日夕刊1面)がありました。
新型コロナによって大打撃を受けた日本経済が、
本格的に回復するように思えて大変嬉しいです。
私のお客様でも新型コロナで大打撃をうけたが、
最近になって業績をどんどん回復しつつある、という会社様もいらっしゃいます。
どうか頑張っていただきたいと切に念じております。

その一方で、このようなお話を聞くこともあります
「数年前まではアジア圏から労働者が働きにきてくれた。
現在はアジア圏から労働者がきてくれない。
通貨価値の下落で(円の価値が低くなって)、日本でなく他の国で働いた方が稼げるから、
というのが理由らしい。これからは海外からの労働力確保が難しくなるかもしれない。」

他方で、今年の2月のNHKニュースでは
「日本で働く外国人労働者過去最多に 増加率も回復 厚労省調査」もあります。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230212/1000089710.html

私の聞いた話が少数の方の認識なのか、
多くの方の共通認識なのか、私にはわかりません。
また統計データと企業の実態感覚が異なることもあります。
しかし、私にとって衝撃的な内容だったことは事実です。

海外労働者が日本を避けて他国で働くという現象が、
現在の円安を理由とする一時的な現象であれば問題ありません。
しかし、ある程度の期間、この状態が継続してしまうと、
海外労働者の労働マーケットのなかで日本が消されてしまうのではないか、
という危惧を感じてしまいます。
(他国もいったん得た海外労働力は貴重ですから、
確保のために種々の対策を講じるでしょうからね。)

インバウンドで海外からの旅行者が多くなったのも、
日本の円が安いので、割安料金で楽しめることも理由かもしれません。

ものごとには必ず作用と反作用があります。
円安もそれがありがたいというグループが存在し、
他方でそれは困るというグループも存在します。
つまり、物事は落ち着きどころの良い調和のあるゾーンにとどまれば良いのです。

そのうえで、私としては、
今年の終わりごろには、
海外労働者が日本にどんどんと働きにきてくれている、
という話を聞きたいと念じております。

ここで、吉田総合法律事務所のホームページの
ニューコンテンツをご紹介させてください。
コンテンツは、書きたいもの(書けるもの)を書くという発想ではなく、
「今、ききたいなぁ、しりたいなぁ」
とお客様が思うであろうテーマを選んで書く、
という方針でテーマ選定をしています。

ご興味のある項目がありましたら、
クリックしてお読みいただけますと嬉しく思います。

・従業員持株会とは?
https://ylo-corporatelaw.com/corporate/management-right_1/article04

・パワハラ事案における社内調査・ヒアリングの方法とは?
https://ylo-corporatelaw.com/labor/power-harassment/investigation

2024年4月から労働条件通知書に追加すべき労働条件とは?
https://ylo-corporatelaw.com/contract/labor-contract/2/

・中小企業・中堅企業が気を付けるべき独占禁止法とは?
https://ylo-corporatelaw.com/others/antimonopoly-act

・インボイス制度の開始に伴い注意すべき独禁法・下請法とは?
https://ylo-corporatelaw.com/others/invoice/

特に吉田総合法律事務所では、労務の相談では、
問題社員対応(問題社員に困っているのでなんとかしてほしい)、
メンタルヘルス問題(精神疾患の従業員の休職と復職時の対応等)
が非常に多いです。
吉田総合法律事務所のお客様に共通する「発生しやすい問題」かもしれません。
そこで、既にHPでは問題社員対応のポイントを掲載していますのでご紹介します。

・問題社員に対して会社がとれる手段とは
https://ylo-corporatelaw.com/labor/problem-employee/

先月号(メルマガ2023年4月号)では「メンタルヘルス問題」についても掲載しました。
・メンタルヘルス不調の社員への対応で注意すべきこととは?
https://ylo-corporatelaw.com/labor/power-harassment/4

まだお読みでない方はぜひご一読されてください。

その他、先月にホームページ掲載したニューコンテンツは以下の通りです。

・株主総会の書面決議(決議の省略)・書面報告(報告の省略)はどのような場合にできますか?
https://ylo-corporatelaw.com/corporate/gms-qa/1

・監査報告は必要か?
https://ylo-corporatelaw.com/corporate/gms-qa/2

・カスタマーハラスメント(カスハラ)とは何ですか?
https://ylo-corporatelaw.com/labor/power-harassment/3

・社員に身元保証人を求める際の注意点とは?
https://ylo-corporatelaw.com/labor/others/guarantor

・令和5年10月1日施行のステルスマーケティングに対する規制とは?
https://ylo-corporatelaw.com/others/stealth-marketing/

【顧問弁護士先生の補強カバーをいたします。分野別各種サービスのご説明】

お客様は顧問弁護士との関係を維持されたままで、
お客様が補強したい特定分野(契約書審査、問題社員対応コンサルサービスなど)
の集中対応をさせていただくサービスをご用意しました。
(昨年から、契約書審査のお問い合わせ、
問題社員とパワハラ問題の対応相談が激増中です。)

 契約書審査(チェック・レビュー)・契約書作成費用
https://ylo-corporatelaw.com/fee/legal-check/

問題社員対応コンサルティングサービス
https://ylo-corporatelaw.com/fee/labor-problem/

また当事務所の法律顧問契約のご提案もご案内いたします。
https://ylo-corporatelaw.com/fee/legal-advisor/

今月も長い文章になってしまい申し訳ありません。

これからも、皆様のお役に立てるよう、
より一層心を込めて努めさせていただきます。
私どもで何かお役に立てることがございましたら、
遠慮なくお申し付けください。
どうかよろしくお願い申し上げます。

吉田良夫