
【第115号】◆平和な20世紀後半と危険な21世紀前半 ~21世紀の平和を祈ります~
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今月のメルマガ 2025年6月号
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◆平和な20世紀後半と危険な21世紀前半
~21世紀の平和を祈ります ~
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皆様
6月22日の夏至の日は、1年で最も太陽が見える時間が長い日です。
そして、これから半年にかけて
徐々に日中の時間は短くなっていきます。
東京は梅雨入りしたのですが、
昔の梅雨シーズンとは異なり、高温多湿になります。
私は身体が高温多湿についていかず、
睡眠と食事の調子が今一つですが、
皆様はいかがですか。
やはり食事と睡眠、適度な運動といった、
いままでの生活リズムを大きく崩さないことが大事かなと思っております。
猛暑シーズンも元気で乗り切ってまいりましょう。
ところで、不気味に紛争(戦争)が増えているように思います。
少し前に日本経済新聞か読売新聞の寄稿論文でどなたかが、
「今の世界情勢は第二次世界大戦前の1930年代後半に酷似している」
といった内容の文章を寄せていたことを思い出しました。
つい先日もアメリカがイランの核施設を強力な爆弾で攻撃し、
アメリカがイスラエルとイランの戦争に参戦してしまいました。
私が以前読んだ税理士向け雑誌の中の寄稿文に書いてあったことですが、
アラブ人の精神の中には、先祖が攻撃をうけたら
子孫は七代にわたり同等の報復をしなければならない、
というものがあるそうです。
私は詳細はわかりませんが、イラン戦争も簡単には終わらないような気がしますので、
中東情勢は大変に気になるところです。
昭和の後半は世界的に平和が多かったように思います。
それが私の感覚では、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件で
世界貿易センタービル(ツインタワー)が崩壊した事件を契機に
紛争が多くなったように思います。
まさに21世紀は2001年という始まりのころから
戦争や紛争がそれまでよりも多い苦難の時代かもしれません。
ところで、私はこの世界貿易センタービル(ツインタワー)の
テロ事件をたまたま自宅のテレビ(生中継だった?)で見ていて、
飛行機がビルに衝突するのと同時くらいのタイミングで、
「アラブのテロだ!」と大声で叫んだ記憶があります。
結果的に私が叫んだとおりだったのですが、なぜそう思ったのか今でもわかりません。
それ以前に地政学的リスクとしてアラブの中に
危険な勢力があるという話を見聞きして、
それが急に頭に浮かんだのかもしれませんが、
今でも不思議です。
私はトランプ氏の言動や政策について好意的ではありません。
しかし、彼はこれまで国際紛争を仲介し
紛争終結に持ち込んだことがあります(例えばパキスタンとインドの紛争)。
また、ウクライナ戦争についても
「これ以上死者を出すな、戦争をやめろ」
というメッセージをたくさん出していました。
トランプ氏はウクライナ戦争について、
ロシアよりだという批判はありますが(私もそう思いますが)、
戦争の死傷者をこれ以上出すな、というメッセージを出していて、
私は戦争の悲劇を少なくしたいと考える人のように思っていたので、
今回のイラン参戦は意外でした。
今はただ、イラン戦争が中東大混乱にならないこと、
戦争の悲劇が拡大しないことを祈るばかりです。
そして20世紀後半は平和の時代でしたが(第二次世界大戦終結は1945年です)、
21世紀前半は戦争の時代だ、ということには絶対になりたくないです。
どうか21世紀も平和の多い時代でありますように強く念じて、
今月のメルマガを終わらせていただきます。
皆様、最後までお読みいただき大変ありがとうございました。
来月もよろしくお願いいたします。
吉田良夫