[第6号] ヘルス情報 ~腹筋運動が危ない!

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今月のメルマガ              2016年1月
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【1】ヘルス情報 ~腹筋運動が危ない!
最近のニュースより
【2】法律コラム ~追記報告~
元アイドル交際禁止
東京地裁が請求棄却(別判決)
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皆様

少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
皆様にとって少しでも楽しく、お役立つものをお届けしたいと
思いますので、本年もどうかよろしくお願いいたします。

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【1】ヘルス情報~腹筋運動が危ない! 最近のニュースより
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今回は、年始めということで、年明けに目にしたヘルス情報から
お伝えしたいと思います。

今年も「よ~し、今年はしっかり運動するぞ。」という決意を
された方も多いと思います。
私もその一人でして、「たるんだお腹を腹筋で鍛えて」、
というようなことを考えていたのですが、そんな私にとって
ショッキングなニュースをお伝えします。

私は年始めのNHKテレビニュースで知ったのですが、
発信源は昨年末のアメリカのウォールストリート・ジャーナルです
(以下、WSJと記します)。
http://torikai.us11.list-manage.com/track/click?u=9b78c20553f238da5c697d1d4&id=7828d9e657&e=348e789b5e

WSJは、両手を頭の後ろで組んで、肘が膝に当たるまで上体を
起こす、誰でもイメージする「普通の腹筋運動(カールアップ)」
が「腰回りを痛める主要な原因」だとする米海軍専門誌の論説や、
カールアップは潜在的に椎間板ヘルニアを発症させる恐れがある
という教授見解を紹介しています。

私はこのニュースを知って、「腹筋運動をしなくて運が良かった」
などと勝手に自分の運動不足を自己正当化したくらいです。
昔はウサギ跳び運動が普通だったのに、今は膝を痛めることがわかって、
ウサギ跳び運動はしなくなりました。「普通の腹筋運動」も
近い将来、ウサギ跳び運動と同じになるかも知れませんね。

ちなみにWSJによると、

カナダ軍は最近、けがにつながる可能性と実際の軍の仕事との関連性が
低いことを理由に、体力テストから腹筋を除外した。

米軍兵士1500人を対象に実施した調査によると、3部門に
分かれた軍の体力測定から派生したけがの56%が腹筋運動に
関連していた。約3・2キロのミニマラソンに絡むけがは全体の32%、
腕立て伏せが11%だった。

そうです。

では腹筋をつけるにはどうしたらいいのしょうか?

カールアップが危険だとしても、複数の腹筋の鍛え方があるそうですが、
WSJはヨガから派生した「プランクポーズ」を好意的に紹介しています。

ネットで調べますと、「プランクポーズ」というのは、
「腕立て伏せをして腕をまっすぐに伸ばしきった状態」のまま、
「肩からかかとまでの部分」を「一直線のラインにして静止する」
ポーズとして紹介されています。
私もやってみましたが、このポーズで静止すると確かに「きつい」運動
になることがわかりました。

ですが、WSJは、上記とは少し違って、「プランクポーズは
腕立て伏せの上がった状態に似ており、かかとから肩までの部分を
水平に保つ。また、肘を床につけた格好で行われることも多い。」と
説明しています。

そして、モデル写真として、女性が腕立て伏せの格好のまま、
肘を床につけて、肩からかかとを一直線のラインにして静止している
ポーズを掲載しています。
つまり、このポーズをおすすめしますよという意味のようです。

なお、WSJは、「プランクポーズは胴体あるいは体幹の前部と側部、
背部の筋肉を使うが、腹筋運動は筋肉のほんの一部しか必要としない」
という説明も付記していて、リスクを回避できて運動効果も高い
という説明をしています。

私も今年は年始めからよいヘルス情報を見つけましたので、
たるんだお腹を少し鍛えることにします。

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【2】法律コラム~追記報告~
元アイドル交際禁止 東京地裁が請求棄却(別判決)
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メルマガ第5号では、東京地方裁判所(裁判官 児島章明)が
昨年の9月18日に言い渡した「元アイドル交際禁止条項違反で
賠償金を認めた判決」を題材に裁判の本質のようなことを書かせて
いただきました。

ところが、2016年1月19日の日本経済新聞(朝刊)、
朝日新聞(朝刊)などの報道によりますと、東京地方裁判所で、
1月18日に(メルマガ5号の事件とは別事件です)、

元アイドルの女性がファンとの交際を禁じた規約に違反したとして、
マネジメント会社が女性と交際相手の男性らに約990万円の
損害賠償を請求した裁判の判決があり、
判決(原克也裁判長)は、
「(契約は)幸福追求の自由を著しく制限している」
「異性との交際は幸福を追求する自由の一つで、アイドルの
特殊性を考慮しても禁止は行き過ぎだ」
という理由で、会社の請求を棄却したとのことです。

やはり最初の判決があまりにもおかしなものだったので、
大手マスコミもこの論点に関心をもって、今回の報道になった
のだろうと思います。

理由や結論は当然のことなのでこれ以上深入りはしませんが、
メルマガ5号でも書いたように、裁判というのは神様ではない
人間が裁判官として、裁判で出された主張と証拠を前提に考えて、
結論を出すシステムにすぎません。

そのため、当事者がどのような主張をするか、証拠として何を
出すかという要素だけでなく、どんな裁判官に当たるかなどと
いう偶然の事情によっても結論が異なってきます。

ですから、冷静に分析し、ファイトを出して、頑張って、
結論が出てもそれであきらめずに次のことを考える、
という「努力」がとても大事です。
私はそのように考えています。

今月もお読みいただきありがとうございました。
そして本年もどうかよろしくお願いいたします。

吉田 良夫