[第28号] オリンピックの素晴らしさ

皆様 今年は寒い冬になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

私は、東京が大雪に見舞われた1月22日にインフルエンザに
かかってしまいました。
そこで、予定キャンセルのために関係者に事情を伝えましたら、
「私もインフルエンザにかかりました。」というお返事をされた方が
何人もいらっしゃいました。

裁判期日も欠席となりましたが、裁判官もインフルエンザにかかって
期日が延期になったという一幕もありました。

私もインフルエンザにかかったのは本当に久しぶりでしたから、
今年はインフルエンザ大流行というのは間違いないようです。

対策は、食事 睡眠 運動 で免疫を維持して(免疫アップして)、
うがい 手洗いの励行のようです。

ちなみに、手洗いについてですが、親指の下部分の膨らみのある
丘のような部分がもっとも洗い残しになりやすいそうです。

教えていただいた後で手洗いをしてみましたら、確かに
今までは「親指の下の丘のような膨らみ部分」をほとんど
洗っていないことに気がつきました。
興味をお持ちの方はご自分でもご確認していただけますと幸いです。

インフルエンザについてもうひとつだけ気がついたことがあります。

インフルエンザ大流行といってもかかる方とかからない方がいます。
今回私がかかったのは、理由がある、と思いました。

まず、インフルエンザにかかった1週間前ほどに、知人との
何気ない会話で、知人が親切心かなにかで、
「今年は風邪が例年より流行っている。
今年の風邪はかかると治りにくいから気をつけた方がいいですよ。」
と言いました。

私は、「へぇ~。そうか、気をつけないとな。」と思ったのですが、
どうも、その言葉がマイナス暗示になって、そのまま自分の
深層心理に招き入れてしまったようなのです
(後から振り返ってのことですが……)。

そのとき、私が、「あ、そうか。でも俺は風邪を引かないから。」と思えば、
そのマイナス暗示(言葉)を跳ね返していたと思います。

そうすると私の免疫は普段通りに働いて、風邪ウイルスだろうが、
インフルエンザウイルスだろうが、跳ね返していたような気がします。

自分で普段から言葉とか暗示には気をつけているつもりなのですが、
つい「うっかり」してしまいました。

マイナス言葉はマイナス暗示そのものですから、断固進入禁止です。
思うだけで進入阻止できますが、意識しないで無意識(無防備)状態の
ままですとマイナス暗示が不法侵入しかねません。

インフルエンザのおかげで、マイナス言葉(暗示)は断固拒否、
という大事なことを再認識できました。

そんなことより、「ピョンチャン・オリンピック」です。

オリンピックについてはメルマガ12号(2016年8月号)でも取り上げました。
12号では、「出場選手について、初出場の選手より2回目、3回目の
選手の方が本来の自力を発揮しやすいという話しを聞いたことがあります。
『場慣れ』ですね。」と書きました。
今回はそれに加えて、「正しい努力の継続」という真理を教えてくれて
いるように思いました。

勝負事ですから確実ということはありません。

しかし、「正しい努力」を「継続」することで、誰でも大きな成長をなし遂げる
ことができるはずです。
努力により必ず成長する(実力がつく)。
そして成長した(実力がついた)ことによりオリンピックという大舞台で
素晴らしい結果を得る可能性が高まる。

オリンピックはその真理を全世界に対し、はっきりと示してくれる
場のような気がします。

例えば、女子ジャンプの高梨沙羅さんは前回オリンピックのときは
圧倒的世界ランキング1位でしたが結果は4位でした。
その後の4年間で女子ジャンプ界の情勢が変わり、高梨さんはランキング3位
としてオリンピックに挑み、見事に銅メダルを獲得しました。
4年間の「正しい(厳しい)努力」を「継続」したことの証ですね。

女子スピードスケートの小平奈緒さん(金・銀)、高木美帆さん(銀・銅)にも
感動しました。

小平さんの500メートル金メダルはオリンピック新記録でした。
短距離競技では年齢が上がると成長が歩留まりするようなイメージがあります。
ですが、これは単なる思い込みだと思います。

現在の最新知識を前提に、「正しい努力」(厳しく激しい努力)を、
長い時間をかけて「継続」することで、もう成長できないという
「思い込み」を乗り越えることができる。

そして、「大きな成長」を成し遂げることができる。

私はそのように思います。

このメルマガの最後にこれを書かせてください。

羽生結弦さんの直前時期の大けがを乗り越えての「金メダル」。
感動しました。

オリンピックは素晴らしいですね。

私も皆様とともに、「正しい努力」を「継続」することにします。

ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。

 

吉田 良夫

[第22号] 夏の夜の「睡眠」考   

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吉田良夫メールマガジン [第22号]
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今月のメルマガ              2017年7月
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◆夏の夜の「睡眠」考
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皆様

全国的に気温が高くなりました。
また不安定な天候でもあり、特に九州の豪雨災害では大変な被害と
なりました。
被災に遭われた方が少しでも早く復興され、立ち直りができることを
心より念じております。

ところで、高い気温と湿度でエアコンを使う季節になりました。
そのため、冷房がききすぎて夏風邪になる方も増えています。
風邪を治癒するのは免疫で、風邪薬が風邪を治癒してくれる
わけではありません。

そして免疫は体温が上がると高まり、体温が下がると免疫も下がる
そうですから、体を冷やさないことが大事になります。
夏風邪の方は体温調節を含めてどうかご自愛ください。

ちなみに、夏はどうしても睡眠不足になりがちです。
暑いために他の季節の時よりも入眠しにくくなります。
私もその1人です。

ところで人間は体の深部体温が低下することで入眠状態に入り
やすくなるそうです。
つまり蒸し暑いと寝付けないというのは無理もないことです。
そこで、入眠前にエアコンで室温を下げるとか、タイマーで
睡眠時の室温を調節することは、やっぱり効果的だったのです。

ご承知の通り、睡眠には
「ノンレム睡眠(脳が深く休んでいる状態)」
と、
「レム睡眠(睡眠中だが脳が活発に活動して覚醒に近い状態)」
があり、それを一晩に交互に数回繰り返します。
そして、入眠して最初のノンレム睡眠が最も睡眠状態が深い
(脳が深く休む)と言われています。
入眠に入るときの環境は大事ですね。

それ以外で最近、よく指摘されているのが、就寝前のブルーライト
の影響です。
視覚がブルーライトを浴びると、視覚を通じて大脳が覚醒状態になり
入眠状態に入りにくくなります。
ところが、私を含めて結構多くの方が、遅くまで仕事でパソコンを
使うとか、つい何気なくスマートフォンを見続けてしまうとか、
帰宅後の楽しみでテレビを見る(録画した番組を見る)といったことで、
就寝前でもブルーライトを浴びていることが多いと思います。
このブルーライトを意識するだけで睡眠(特に入眠)が相当改善される
ようです。

つまり、デジタルとのつきあい方をすこし注意するだけで、
快適な睡眠を得やすくなります。
これはデジタル時代の「ご自愛」の一つだと思います。

それ以外で私が思うのが、アルコールの影響ですね。
アルコールは楽しい食事と会話を彩り、コミュニケーションを
活発にしてくれます。
いわば「人間関係の潤滑油」です。
ですが、アルコールは「睡眠薬代わり」にはなりません。
ご存じの方が多いと思いますが、アルコールには強い興奮作用があります。
そのため、アルコールで眠くなっても、よい睡眠を妨げることが多く
なります。

つまり、睡眠には「副交感神経」が作用することが必要ですが、
アルコールを飲むと、量にもよりますが、体が活発な活動をするときに
働く「交感神経」が作用します。
その交感神経が良質な睡眠を妨げてしまうのです。

ちなみに、たくさん飲んで寝ているときは、熟睡しているように
見えるわけですが、そのようなときでも「交感神経」が活発に作用して
いるそうです。

ですから、たくさん飲んだときの翌日は「疲れ」を感じることが
多いのですが、神経の観点からすれば当然のことです。

なぜなら、たくさん飲んで寝ているときは、一晩中「交感神経」が
活発に活動するので、いわば一晩中「運動」したと同じだからです。

そして、アルコールによって体温も上がりますから、当然に深部体温も
下がりません。
そのことからも入眠しにくくなります。

そうすると、アルコールは肝臓のためだけではなく、睡眠のためにも、
適度なつきあい方が望まれるといえそうです。

そのうえで、心と体を大事にしながら、いろいろなものを味わい、
楽しむ生活をしたいものです。

知識はよい人生のための道具にすぎません。
道具に縛られるのは本末転倒です。

デジタルを夜遅くまで「楽しむ」ことも素晴らしいことです。
アルコールも「楽しむ」ものであれば素晴らしいことです。
そして、夏の夜に心地よい睡眠をとることも素晴らしいことです。

睡眠について私が最も大事だと思うことは、就寝時の「気持ち」です。

就寝する時に、自分自身に対し、
「今日もありがとう。よく頑張ったね。無理しないで明日も楽しく頑張ろう。」
という気持ちになることが大事だと思います。
まさしく、これが「ご自愛」だと思うのです。

その日に面白くないことがあったとしても、とても厳しいことが
おきたとしても、就寝するときは、自分自身に対し
「今日もありがとう。」
という気持ちで自分をいたわり、「ご自愛」することが大事だと思います。

今月は、夏の始まりということで、快適な睡眠と自分を大事にする気持ちについて、
現在の私の考えを書かせていただきました。

これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございました。

 

吉田 良夫

 

[第17号] 重度のねんざで思ったこと

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吉田良夫メールマガジン [第17号]
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今月のメルマガ              2017年1月
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◆「重度のねんざで思ったこと」

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皆様

2016年が無事に過ぎて、新年の2017年になりました。
お年賀の気持ちも添えてメルマガをお出ししようと思っていたら
あっという間に2017年の1月が下旬になってしまいました。

その間、メールマガジン事務局の方から、「そろそろですよ」
というお知らせもいただき、「早く書こう」と思いながら
お正月休みでゆっくりしたせいか、なかなか身体が動きませんでした。

遅れた理由ではありませんが、なんと、お正月休みに石畳の少しだけ
段差のある通り道を歩行中に大きく転んでしまい、足首が「ねんざ」
となりました。

なんで転んだの?という疑問はさておいて、レントゲンで骨折では
ないとわかって、お医者様から「吉田さんの骨は丈夫なんですね」と
言われました。

どうも見た目は骨折かもという状態だったらしく、骨折ではなくて
ラッキーでした。ただ、靱帯(じんたい)損傷で、靱帯が少しだけ伸びました。

これがスポーツ選手ですと、私程度のねんざでも運動機能に影響が
あるので、手術をして伸びてしまった靱帯を元の長さに戻すそうです。
たぶん、伸びた部分を切除して、それから断絶部分を縫合する
のでしょうね。
…手術は麻酔で痛くないとしても、術後とかリハビリがとても痛く
大変だそうです。

ちなみに、足首の靱帯が伸びるというのは、その関節部分が、常時
伸びた分だけ緩んでいる、ということを意味します。関節が硬いのは
よくないと聞きますから、緩いのは良いではないか、と思いたいのですが
きちんとはまっていない瓶の栓のようなもので(私のイメージです)、
関節が万全の状態ではないため、チカラがはいりにくい、転びやすい
ということだと理解しました。

よく、「ねんざは癖になるときがあるから」というお話も伺います。
これも関節が緩んでしまうからだったのですね。

でも、幸いにして私はスポーツ選手ではありませんし、手術ほどの
けがでなくて「よかった」と思いました。
また、お医者様からは、全治4週間と言われましたが、その後の
回復は非常に順調で、4週間かからないで「治った」と言ってもらえる
ような気がします。

私が心がけていることは、故障部位を動かさない、ということです。

もちろん足首ですから使わないわけにはいきません。
でも、「動かさない」ことを心がけています。
私が思ったことは次のようなことです。

靱帯損傷ですから、靱帯それ自体が部分的に切れて、伸びて、出血して
(実際、内出血がひどい状態でした)、炎症になっているはずです。
ということは、私が意識していないだけで、私の身体の中で
治癒を担当しているいろいろなメンバーが総出動して、損傷部位の
修復活動をしているはずです。
そういうときは、「意識のある自分」が、「意識していない体内の
修復活動」の邪魔をしてはいけないからです。

そのことと関係しているかどうかはわかりませんが、ねんざを
してから数日間はとてもよく寝ました。
睡眠時間が普段よりとても多かったです。
疲れたから転倒して、ねんざでさらに疲れたせいかもしれません。

でも私はそれだけではなく、身体が「治癒作業をするから寝ろ」と
心身に伝えて、心身がそのメッセージを受け入れて、睡眠が
増えたのだろうと思います。

それと、前回のメールマガジンでお伝えした「笑いの効用」も
思い出しました。
自分が書いたことですから、こういうときに自分が活用しようと
思ったわけです。

ちなみに、ねんざをしてから数日間は、歩くときに杖をついていました。
診療機関で杖の使い方を教わり、右足首でしたから、杖は左手で持って
右足と左手杖を一緒に前に出す、といったことです。

そんな状態でも、小声で、
「わっはっは !」
「ハ ハ ハ !」
「ふっふっふ !」
とやっていました(あくまで小声で…)。

数日で杖を使わなくなりましたが、この笑いは今でもやっています。

足首はねんざでも、気分まで「ねんざ」にしてはいけない。
気分は楽しく
「わっはっは !」
「ハ ハ ハ !」
「ふっふっふ !」。

ものごとに動揺しないで、状況とか真の理由を客観的に分析し
大きく・広く・深く考え、気分はいつも明るく・楽しく
「わっはっは !」でいきたいと思っています。

これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

そして、昨年に引き続き本年もどうかよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。

 

吉田 良夫

[第16号] 笑いと免疫

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吉田良夫メールマガジン [16号]
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今月のメルマガ              2016年12月
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◆「笑いと免疫」
◆年末年始の休業日(12月29日~1月9日)について
※事務所は1月4日まで

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皆様

◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇
*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*

Merry Christmas!

*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*
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今年も残りわずかになりました。
肌寒さと街並みの綺麗なイルミネーションは年の瀬と
クリスマスの賑やかさを感じさせてくれます。
ありがたく嬉しい限りです。
そこで、今年も皆様への感謝の気持ちを込めて
クリスマスメールをお送りいたします。

┏◆ 笑いと免疫
┗━━━━━━━━━━━━━━━━

感謝と喜び、笑顔と笑い。
これらはそれをする人を健康と幸福に導いてくれるありがたい
道案内ですね。

笑うことで心身を健康にする笑いヨガというのがあるのですが、
その書籍とDVDを見ますと、
「笑いは心身の健康に大いに役立つ。笑いはエクササイズです。
楽しくなくても笑ってください。」
とあります。
つまり、心身の不調の時は不機嫌になりがちで、楽しくないかも
しれないけれど、そういう時でもエクササイズだと割り切って
「笑え」と言っています。

それと同じことを私が敬愛する中村天風先生も仰っています。
「とにかく笑え。うそ笑いでもいいから笑え。」

そしてここからは免疫の話で、直接には
「中村天風を学ぶ」
(遠藤靖子 稲松信雄 松本正光著 2015年10月初版 河出書房新社)
の185頁以下 (松本正光氏担当部分)をお読みいただきたいのですが、
笑いが薬よりもはるかに免疫に役立つことがわかりやすく書いてあります。

どんな内容かと言いますと、
ガンのときにガン細胞を直接攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー
細胞)というのがあります。このNK細胞が活動するためには
「活性化」する必要があって、注射でNK細胞を活性化させようと
すると3日かかるけれども、たった5分間の笑いだけでNK細胞が
「活性化する」というものです。
笑いはものすごく貴重なものなのですね。

なお、先ほどの著者である松本正光氏は、天風会の講師をされている
現役の医師で、医学と健康に関する多数の著作をお書きになっています。

また今回のメルマガについては、
「免疫の新常識」(安保徹 著 永岡書店)
126頁以降も参考にしました。安保徹氏は免疫に関する著名な研究者
(医学博士)のようです。安保氏の著作該当箇所にはNK細胞のことを
別名「ニコニコ細胞」と書いてありました。

ともかく、面白くなくても、楽しくなくても、そんなことを
ふきとばすために、笑え、うそ笑い大いに結構だから笑え、
ということのようです。

そして、不思議なことに、うそ笑いをしているうちに、
だんだんと気分が良くなってきて、明るい気分になってきます。
それって、うそ笑いでNK細胞が「活性化」したせいかもしれませんね。
今年最後のメルマガを「笑い」でしめようと思います。

最後になりますが、皆様の健康と幸せが雪のようにますますと
降りそそぐことを深く心に念じ、今年のクリスマスメールといたします。

┏◆ 年末年始の休業日について
┗━━━━━━━━━━━━━━━━

私の仕事納めは、12月28日 夕方の予定ですが、
それ以降も多少の仕事はしますので、ご用のある方はお早めに
お願いできれば幸いです。

仕事始めですが、当事務所は1月5日午前10時から本年の業務を開始します。

ただ私は申し訳ないのですが、1月5日、6日とお休みとさせて
いただきます(すみません)。
そして、今年は1月9日(月)が祝日ですから、実際は1月10日(火曜日)
が仕事始めになりそうです。
お休みをたくさんいただいて恐縮ですが、どうかよろしくお願いいたします。

これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

来年も引き続きよろしくお願いします。
お読みいただきありがとうございました。

 

吉田 良夫

[第6号] ヘルス情報 ~腹筋運動が危ない!

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今月のメルマガ              2016年1月
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【1】ヘルス情報 ~腹筋運動が危ない!
最近のニュースより
【2】法律コラム ~追記報告~
元アイドル交際禁止
東京地裁が請求棄却(別判決)
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皆様

少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
皆様にとって少しでも楽しく、お役立つものをお届けしたいと
思いますので、本年もどうかよろしくお願いいたします。

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【1】ヘルス情報~腹筋運動が危ない! 最近のニュースより
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今回は、年始めということで、年明けに目にしたヘルス情報から
お伝えしたいと思います。

今年も「よ~し、今年はしっかり運動するぞ。」という決意を
された方も多いと思います。
私もその一人でして、「たるんだお腹を腹筋で鍛えて」、
というようなことを考えていたのですが、そんな私にとって
ショッキングなニュースをお伝えします。

私は年始めのNHKテレビニュースで知ったのですが、
発信源は昨年末のアメリカのウォールストリート・ジャーナルです
(以下、WSJと記します)。
http://torikai.us11.list-manage.com/track/click?u=9b78c20553f238da5c697d1d4&id=7828d9e657&e=348e789b5e

WSJは、両手を頭の後ろで組んで、肘が膝に当たるまで上体を
起こす、誰でもイメージする「普通の腹筋運動(カールアップ)」
が「腰回りを痛める主要な原因」だとする米海軍専門誌の論説や、
カールアップは潜在的に椎間板ヘルニアを発症させる恐れがある
という教授見解を紹介しています。

私はこのニュースを知って、「腹筋運動をしなくて運が良かった」
などと勝手に自分の運動不足を自己正当化したくらいです。
昔はウサギ跳び運動が普通だったのに、今は膝を痛めることがわかって、
ウサギ跳び運動はしなくなりました。「普通の腹筋運動」も
近い将来、ウサギ跳び運動と同じになるかも知れませんね。

ちなみにWSJによると、

カナダ軍は最近、けがにつながる可能性と実際の軍の仕事との関連性が
低いことを理由に、体力テストから腹筋を除外した。

米軍兵士1500人を対象に実施した調査によると、3部門に
分かれた軍の体力測定から派生したけがの56%が腹筋運動に
関連していた。約3・2キロのミニマラソンに絡むけがは全体の32%、
腕立て伏せが11%だった。

そうです。

では腹筋をつけるにはどうしたらいいのしょうか?

カールアップが危険だとしても、複数の腹筋の鍛え方があるそうですが、
WSJはヨガから派生した「プランクポーズ」を好意的に紹介しています。

ネットで調べますと、「プランクポーズ」というのは、
「腕立て伏せをして腕をまっすぐに伸ばしきった状態」のまま、
「肩からかかとまでの部分」を「一直線のラインにして静止する」
ポーズとして紹介されています。
私もやってみましたが、このポーズで静止すると確かに「きつい」運動
になることがわかりました。

ですが、WSJは、上記とは少し違って、「プランクポーズは
腕立て伏せの上がった状態に似ており、かかとから肩までの部分を
水平に保つ。また、肘を床につけた格好で行われることも多い。」と
説明しています。

そして、モデル写真として、女性が腕立て伏せの格好のまま、
肘を床につけて、肩からかかとを一直線のラインにして静止している
ポーズを掲載しています。
つまり、このポーズをおすすめしますよという意味のようです。

なお、WSJは、「プランクポーズは胴体あるいは体幹の前部と側部、
背部の筋肉を使うが、腹筋運動は筋肉のほんの一部しか必要としない」
という説明も付記していて、リスクを回避できて運動効果も高い
という説明をしています。

私も今年は年始めからよいヘルス情報を見つけましたので、
たるんだお腹を少し鍛えることにします。

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【2】法律コラム~追記報告~
元アイドル交際禁止 東京地裁が請求棄却(別判決)
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メルマガ第5号では、東京地方裁判所(裁判官 児島章明)が
昨年の9月18日に言い渡した「元アイドル交際禁止条項違反で
賠償金を認めた判決」を題材に裁判の本質のようなことを書かせて
いただきました。

ところが、2016年1月19日の日本経済新聞(朝刊)、
朝日新聞(朝刊)などの報道によりますと、東京地方裁判所で、
1月18日に(メルマガ5号の事件とは別事件です)、

元アイドルの女性がファンとの交際を禁じた規約に違反したとして、
マネジメント会社が女性と交際相手の男性らに約990万円の
損害賠償を請求した裁判の判決があり、
判決(原克也裁判長)は、
「(契約は)幸福追求の自由を著しく制限している」
「異性との交際は幸福を追求する自由の一つで、アイドルの
特殊性を考慮しても禁止は行き過ぎだ」
という理由で、会社の請求を棄却したとのことです。

やはり最初の判決があまりにもおかしなものだったので、
大手マスコミもこの論点に関心をもって、今回の報道になった
のだろうと思います。

理由や結論は当然のことなのでこれ以上深入りはしませんが、
メルマガ5号でも書いたように、裁判というのは神様ではない
人間が裁判官として、裁判で出された主張と証拠を前提に考えて、
結論を出すシステムにすぎません。

そのため、当事者がどのような主張をするか、証拠として何を
出すかという要素だけでなく、どんな裁判官に当たるかなどと
いう偶然の事情によっても結論が異なってきます。

ですから、冷静に分析し、ファイトを出して、頑張って、
結論が出てもそれであきらめずに次のことを考える、
という「努力」がとても大事です。
私はそのように考えています。

今月もお読みいただきありがとうございました。
そして本年もどうかよろしくお願いいたします。

吉田 良夫

[第2号] ぜひ推薦したいテレビ番組

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吉田良夫メールマガジン [第2号]
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今月のメルマガ              2015年8月
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【1】ぜひ推薦したいテレビ番組
【2】法律コラム~判例は変わる
「サッカーボール訴訟」
・事案の概要と問題の前提事情
・最高裁判決の理由部分
【3】夏季休暇のお知らせ
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【1】ぜひ推薦したいテレビ番組
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

皆様

こんにちは。メルマガ第2号です。

今回は、まず、私がぜひ推薦したいと思っているテレビ番組について
お知らせしたいと思います。どんなテレビ番組かというと、
早朝に放送されている「テレビ体操」です。

たった10分だけですが、毎日、5人の女性のインストラクターが
「みんなの体操」と「ラジオ体操」を中心に、日替わりで、心地よい
ピアノ伴奏付きで、私にいろいろな運動をさせてくれます。

もう結構の期間、継続的にやっています。
もちろん朝寝坊の私は録画して自分のできる時間帯にやるだけです。
そしてときどきサボります。
それでも習慣化しております。
友人から教えてもらい、録画しはじめてやり始めたのですが、
よい情報をもらったと本心で感謝しています。

この効用は、まず朝の気分がとてもすっきりします。
また、全身のストレッチと軽度の有酸素運動で寝ているときの
副交感神経から積極的行動のための交感神経への切り替えがスムーズに
できるような気がします。そのためか元気が出ます。
ですから、私も皆様にもご報告です。
ご興味があれば是非ご覧ください。

ちなみに、私はテレビ体操と前後して、天風先生が教えてくださった
呼吸操練、統一式運動法、積極体操の三点セットもやっています。

せっかくですから、おそわった深呼吸のこともお知らせします。

深呼吸は息を吐ききってから新しい空気を深く長く強く吸うのが
コツのようです。息を吐いてからでないと肺に新鮮な空気が十分に
入ってこないからです。

これも皆様へのご報告です。

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】法律コラム~判例は変わる
……  身近に起こりうる事例より ……
「サッカーボール訴訟」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

裁判所の判断はその時点の社会情勢を考えながら正義の実現のために
変化します。

ですから従来の判例からすれば主張が認められないという場合でも、
その主張に十分な合理性があれば、裁判所を動かすことができる場合が
あります。

そのような一例として、最近の最高裁判例を簡単にご紹介します。

いわゆる「サッカーボール訴訟」として、広くニュースでも取り上げ
られた事件ですので、ご存知の方も多いと思います。

【事件番号】 最高裁判所平成24年(受)1948号
【裁判年月日】 平成27年4月9日
【法廷名】 最高裁判所第一小法廷

………………………………………………
■事案の概要と問題の前提事情
………………………………………………

当時11歳の少年が、放課後、児童らのために解放されていた小学校の校庭で、
使用可能な状態で解放されていたサッカーゴールに向けてフリーキックの
練習をしていたところ、そのサッカーボールが校庭から門扉の上を越えて
道路に出て、折から自動二輪車を運転していた被害者が道路上のボールを
避けようとして転倒し足を骨折し、入院中に認知症などの症状が出て
約1年半後に誤嚥性肺炎で死亡しました。

そこで、被害者遺族が、(少年は11歳のため責任はありませんから、)
その親に対し民法714条1項の監督義務者としての責任(損害賠償責任)を
請求したという事案です。

ここで説明しておかなければならないことは、
この最高裁判決がでるまでは、判例通説は本件のような日常の普通の
行為により起きてしまった事故のときも、子どもが罪を犯した場合も、
両者を区別しないでどちらのケースでも保護者(親)に監督義務者としての
民事責任を無条件で認めておりました。

つまり、裁判所は、親が監督義務者としての義務を怠らなかったということを
立証すれば責任を負わないといいながら、実際はその立証を認めないで、
無過失責任のように民事責任を認めていたわけです。

ですから、遺族側は当然に少年の親の損害賠償責任が認められると思った
はずです。そして、遺族側は約5000万円の請求を求め、1審は親に約1500万円の
責任を認め、2審(大阪高裁)も約1180万円の責任を認めています。

しかし、最高裁は、以下の理由で2審を破棄して、責任を全て否定しました
(つまり被害者側は賠償を得ることができないという結論になりました)。

これはこれまでの親の無過失責任のような広範な責任を限定するもので、
実務的には大きな判例です。

なお、遺族側は親だけでなく学校(地方公共団体)も被告にすることが
できた事案のようです(すでに時効が完成しているので学校=地方公共団体への
請求はできません)。

しかし、遺族側は親だけを被告にしました。
これまでの判例から親への請求が否定されるはずがないと思ったとしても
無理のない状況でした。しかし、新判例がでて親の責任はないということに
なったわけです。

親の法的責任は最高裁で否定されたわけですが、親子の精神的な苦悩は
大変なものだったようです。
他方で、遺族は1審2審である程度請求が認められたにもかかわらず最高裁で
全て否定されてしまい、さぞや無念であったと思います。

まさに判例が変わるときに起きてしまう悲劇です。

………………………………………………
■最高裁判決の理由部分
………………………………………………

http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=85032
判決全文をお読みになりたい方は、上記URLをクリックしてPDFでお読みください。

┌▼─

│責任能力のない未成年者の親権者は、その直接的な監視下にない子の
│行動について、人身に危険が及ばないよう注意して行動するよう日頃から
│指導監督する義務があると解されるが、本件ゴールにむけたフリーキックの
│練習は、上記各事実に照らすと、通常は人身に危険が及ぶような行為で
│あるとはいえない。

│また、親権者の直接的な監視下にない子の行動についての日頃の指導監督は、
│ある程度一般的なものとならざるを得ないから、通常は人身に危険が及ぶものとは
│みられない行為によってたまたま人身に損害を生じさせた場合は、
│当該行為について具体的に予見可能であるなど特別の事情が認められない限り、
│子に対する監督義務を尽くしていなかったとすべきではない。

│C(補注:サッカーボールを蹴った少年のことです)の父母である上告人らは、
│危険な行為に及ばないよう日頃からCに通常のしつけをしていたというのであり、
│Cの本件における行為について具体的に予見可能であったなどの特別の事情が
│あったこともうかがわれない。
│そうすると、本件の事実関係に照らせば、上告人らは(補注:親のことです)、
│民法714条1項の監督義務者としての義務を怠らなかったというべきである。

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【3】 夏季休暇のお知らせ
< 8月12日(水)~16日(日)>
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メルマガ1号でもお知らせいたしましたが、今年は
8月12日(水)から16日(日)まで夏季休暇をいただく予定です。
8月17日(月)から通常通りの業務となります。

なお、お時間がありましたら以下もご参照ください。
私の活動状況などを記載しております。
http://torikai.us11.list-manage1.com/track/click?u=9b78c20553f238da5c697d1d4&id=3c202f6c3f&e=cef65c7d3c

お読みいただき、大変ありがとうございました。
今度ともよろしくお願いいたします。

 

吉田 良夫