非上場企業の株主総会で発生しやすい具体的問題Q&A
~非上場企業に特化した盲点や重要問題の解決集です~
このQ&Aは、吉田総合法律事務所の全員が作成に関わりました。
このQ&Aは、私吉田良夫が、日本商工倶楽部から非上場企業に特化した株主総会の講演を依頼され、その講演内容を検討したことが、最初の作業です。
非上場企業では非常に真面目で業績良好な企業であっても、複雑な法令の遵守の中で「意図しない裂け目」を作ってしまうこともあります。
特に本Q&Aの前提となった講演内容は、私が書籍で探した問題だけでなく、20年以上の会社法業務の中で、実際に「現実問題として直面した難問」もかなり含まれております。
調べてもドンピシャリの回答文献はありません。
その中で、なんとか依頼者(会社)の期待に応えようとして考えてきた内容も含まれております。
その後、講演内容を日本商工倶楽部機関誌でダイジェスト紹介をしていただき、その講演録をお読みいただいた方から、大変良い内容で学ぶことが多々あった、という望外の喜びとなるお電話まで頂くこともできました。
そのような事情がある中で、講演内容の音声データを日本商工倶楽部からいただき、当事務所事務局が一語一語の完全反訳(文字化作業)をしました。
また、講演時間が1時間30分という事情もあり、補強必要箇所もありましたので、星野光子弁護士による文献及び判例調査による補強作業も行われました。
さらに、渡邊康寛弁護士からは、Q&Aの形式が利用性が良い、という指摘があり、その通りですから、渡邊弁護士にその整理を依頼し、Q&A原稿の素地ができました。その後、当事務所内で内容討議などもあり、掲載原稿ができあがりました。
なお、この原稿は実際は2020年中にできておりましたが、コロナウイルスによる環境変化に対応するための事務所改革などもあり、ようやく掲載することができました。
この原稿の完成経緯は以上の通りですが、今後も、適宜、追加補充などの作業をしていきたいと考えております。
当事務所は所属メンバー全員が、「世の中に、実務に、少しでも貢献し、役に立ちたい」と強く思っております。このQ&Aが非上場企業に関わる方々に、少しでも役に立ちますことを念じ、本Q&Aを当事務所ホームページに掲載いたします。
2021年4月30日
吉田総合法律事務所
代表弁護士 吉田良夫
当事務所弁護士、事務局を代表して