[第19号] 勇気、想像力、そしてSome money
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吉田良夫メールマガジン [第19号]
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今月のメルマガ 2017年3月
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◆勇気、想像力、そしてSome money
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皆様
桜が咲き始める季節です。
皆様の周りでも桜が咲き、春の到来を感じておられることと思います。
3月は異動の季節であり、4月からの新年度に備える時期でもあります。
そこで、今回は、私の好きな元気の出る言葉をご紹介したいと思います。
それは、世界の喜劇王チャールズ・チャップリンの次の言葉です。
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人生は恐れさえしなければ、とても素晴らしいものだ。
そのために必要なものは、勇気、想像力、そして少しのお金だ。
Yes, life is wonderful, if you’re not afraid of it.
All it needs is courage, imagination, and some money.
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出典は映画の「ライムライト」です。
映画では、some money の俗語の a little dough が使われた
らしいのですが、日本では、 some money がなじみやすいということで、
some money を使う人が多いとのことです。
私もテレビでこの言葉を知ったのですが、some money で
紹介していました。
ですから、ここではあえて、some money を使わせてください。
なぜ私がこの言葉を好きかといえば、幸せのためには no money では
困るけれでも、 much money でなくてもいいんだよ、と
教えてくれたからです。
some money でも幸せな人生になるんだよ、と言っているからです。
でも幸せになるために絶対に必要なものがあります。
そのうちの1つが、勇気(courage)です。
勇気を失えば、常にびくびくして、何かにおびえ、恐れおののくばかりの
人生になります。そのような人生では幸せになるはずがありません。
そしてもう1つが、夢と希望と愛をもって将来を想像する力
(imagination)です。
実は、「勇気、想像力、そして少しのお金だ。」という言葉は、
ライムライトの原文とは少し異なり、次のような言い方をされる
こともあります。
勇気、希望、そして少しのお金だ。
夢、希望、そして少しのお金だ。
夢、勇気、そして少しのお金だ。
愛、希望、そして少しのお金だ。
言い方に共通しているのは、some money です。
そして、あとの2つは、勇気、夢、希望、愛 が使われています。
ですから私は、some money と 勇気を選択し、あとは
「夢と希望と愛で自分の輝かしい未来を想像する気持ち」
が大事だと考えて、「想像力」という言葉を使っています。
私はこの言葉を次ぎのように理解しています
恐れてはいけません。
人生に必要なのは、勇気です。
そして、夢と希望と愛で自分の人生を想像してください。
お金はもちきれないほどたくさんはいりません。
some money でいいのです。
ちなみに、チャップリンの人生を見てみますと
1歳のときに両親が離婚し母に育てられ、7歳の時に母が精神障害で
施設に収容される。
その後、貧民院や孤児学校など複数の施設に入り、幼少時から床屋、
印刷工、ガラス職人、新聞売り子をする。
その傍らで俳優の勉強を続け、19歳で名門劇団に入り、24歳の
アメリカ巡業で映画プロデューサーに評価され、25歳で映画デビュー。
その後、トントン拍子に出世。
しかし、1940年の「独裁者」で欧州(ナチス)・日本(ナチス同盟国)から
強く非難され、第二次大戦後の1945年には居住地アメリカが赤狩りの時代で、
チャップリンの作品が共産主義寄りだということで強く非難される。
そうした中の1952年、ロンドンに向かう船内でアメリカから
国外追放命令をうけ、以後、アメリカに戻らず。
その後の1972年、アカデミー賞名誉賞を受賞。
受賞のために20年ぶりにアメリカの地を踏む。
そのときの年齢は83歳。
そして88歳で永眠。
これをみると、チャップリンの人生も山あり谷ありですね。
そして、誰の人生も同じです。
多少の程度の違いはあっても、誰の人生も、山あり谷ありです。
だからこそ、
恐れるなかれ
勇気を失うなかれ
夢と希望と愛をしっかり持って手放すなかれ
自分の素晴らしい未来を信じて想像力をかきたてろ
これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。
吉田 良夫