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今月のメルマガ 2024年10月号
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◆~カラス 会話してるんだ ~
~ カラスの生存の智恵はすばらしい! ~
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皆様
10月に入り、日が短くなりました。
秋だなぁと思っても、妙に暑い日が続いたりして、
どうしても地球温暖化や気候変動を意識してしまいます。
ところで、パソコンのデータ整理をしておりましたら、
2020年3月17日の読売新聞朝刊で
「カラス 会話してるんだ」という見出しの記事を発掘しました。
以下は記事中で私が面白いと思った部分です。
・カラスの鳴き方には十数種類あり、様々な意味がある。
・「カア」「カア」と鳴きあうことで
同じ群れの仲間かを確かめたり、
相手との距離や飛んでいる方向を把握したりしている。
・「カアカアカア」と連続した鳴き声で
えさの場所を仲間に知らせている。
・新しいえさを見つけると、「カアカアカア」
と鳴いて仲間を呼び集め、一緒にえさを食べる。
・カラスが人間の生活圏に姿を現すのは、
効率よくえさにありつくためだ。
・高カロリーのフライドチキンやマヨネーズなどが好み
カラスは人間のような思考や思索を重ねることはなく、
複雑な感情もなく、
本能的に生きて暮らしているのだろうと思います。
しかし、えさを独り占めしないで、
群れの仲間を集めて一緒に食べる、
というのですから、
なんと立派な本能でしょうか。
以下は私の推測ですが、
みんなでえさを探し会う方が、
自分だけでえさを探すよりも多くのえさにありつける、
えさをめぐって他の群れと争いになりそうなときも、
自分の群れで力を合わせて闘った方が勝てる、
という「生きるために大事なこと」に本能的に気づいて、
このような行動をとるようになったのではないか?と思います。
そういえば、ライオンも群れで狩りをして獲物を食べるそうです。
ただ、ライオンの場合はボスライオン
(雄ライオン)が最初に腹一杯食べ、
その後で第二順位、第三順位のライオンが食べるそうです。
最後のグループはあまり食べられない、
ということもあるそうです。
どちらも自然の中で種族として
生き抜くための方法(種族最適方法)ですから、
どちらが良くて、どちらが悪い、
ということはいえません。
それでも、カラスの生存のための智恵はすばらしい、
カラスさん、あなたは偉い!
となんだか「うれしい気持ち」になりました。
そういえば、カラスをテーマにした童謡の
「七つの子」は素晴らしい名曲ですね。
~からす なぜなくの からすはやまに〜♪
カラスと近い距離で接すると、迫力がありますが、
群れ同士でお互いに助け合い生存していこうという本能は、
いいなぁ、
と思いました。
最後までお読みいただいた方には心から感謝申し上げます。
吉田良夫