【第59号】 Greetings of the Season

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**    ☆** Greetings of the Season ** **
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皆様

今年もあっという間に年末とクリスマスの時期になりました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今年のクリスマス・お正月は、コロナ対策などで、今までと雰囲気の
違うものになりそうですが、それでも、明るい気持ちで時を
過ごしたいと思っております。

今年はコロナウイルスの年でした。
そして、社会経済環境が激変しました。
その突然の大変化によって大きな打撃を受けた方がたくさん
いらっしゃいます。
まさに大変な年でした。

しかし、来年には日本でもワクチン供給が始まるでしょう。
ワクチンだけでなくコロナウイルスそれ自体の研究と対応策の開発が
加速すると思います。

今年はパンデミックイヤーでしたが、来年はそれを克服する年になることでしょう。

未来は必ず良くなります。
私はそう信じています。

そして来年は1年遅れの東京開催のオリンピック・イヤーです。
会場にいけるかどうかはわかりませんが、アスリートのすばらしい活躍
を堪能することができると信じています。

私は、
「勇気、想像力、そして Some money」
という言葉が好きです。

今年最後のメルマガでは、もう一度、この
「勇気、想像力、そして Some money」
を心に念じたいと思います。

これまでもこれからも、変わらずにお付き合いをして
くださる大切な方々に、また今年新しく出会ったすばらしい方々に、
今年一年の感謝の気持ちを込めて心よりお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

そして、来年もまた、少しでも皆様のお役に立てるよう、
より一層心を込めて努めさせていただきますので、
どうかよろしくお願い申し上げます。

来年も皆様とのご縁を大切にし、
読んでいただけるメルマガにしていきたいと思っておりますので、
どうかよろしくお願いいたします。
くれぐれも体調などお崩しになられぬようお気をつけください。
それでは皆様、よいお年をお過ごしください。

吉田良夫

【第58号】 新型コロナ第三波の対策と年賀状の方針について

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 今月のメルマガ              2020年11月号
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◆ 新型コロナ第三波の対策と年賀状の方針について
  ~今年は変化の年です~

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皆様 あっという間に11月中旬になりました。
本当に時のたつのは早いと思います。

ところで、新型コロナは第三波に入りました。
今後の動向は気になるところです。
他方で今年はインフルエンザの患者数が非常に少ないと聞いております。
毎年インフルエンザで甚大な被害がでていることを思えば、
インフルエンザ患者数の激減はうれしいニュースです。

コロナ対策がそのままインフルエンザ対策になっているのでしょう。
うがい、手洗い、三密回避といった基本的対策を、今後も怠りなく、
きちんと行うことは大事ですね。

私の事務所でもコロナ対策にはかなり気を遣っており、
所員全員で一生懸命に防衛策を取っています。
会議室にお客様側と弁護士側の仕切りのアクリル板だけでなく、
隣に座る方への発語時の飛散防止用のアクリル板を導入しました。

既にニュースで報道されてご承知の方も多いと思いますが、
スーパーコンピューター「富岳」の解析により、食事中の飛沫飛散については、
目の前の方に対してよりも、隣の方に対して飛沫が多く飛散するそうです。

とても意外な結果でショッキングですが、そのような解析結果になったとのことです。
ということは、会議中でも、隣の方に飛沫が飛散するという前提で
対策を講じた方がよいことになります。
そこで、当事務所では、会議室に隣に座る方との間を仕切るアクリル板を
設置しました。

ただ、残念ながら、目の前の方に対しても、隣の方に対しても、
アクリル板の高さはそんなに高くありません。
そのためアクリル板を設置しても、やはり会議中はマスク着用で
会議をお願いしております。
そして、マスクをお忘れの方のために、お客様用のマスクもご用意しています。

コロナ第三波が終息しても、新型コロナは変異して第四波になるでしょう。
粘り強く、基本的対策を熱意をもって励行し続け、ご来所のお客様と所員の
安全を守るための対策を採り続けたいと考えております。

ところで、今月のメルマガではもう一つのお知らせがあります。
年賀状のことです。
最近、年賀状を出すのをやめました、というお便りをいただくことが増えてきました。

確かに年賀状をお出しするときに、相手の方が喪中なのに出してしまったり、
役職や部署の異動に気がつかずとか、退職されたのに出してしまったり、
といった失態もあります。
また、私が出した相手の方が、年明けで忙しいと思いますのに、
わざわざ返信の年賀状をお出しになるといったことも少なくありません。

そこで、私が事務所からお出しする年賀状については今年をラストにさせていただき、
来年以降は自分からはお出ししないことにしようと思います。
もちろん、年賀状を私の事務所宛てに出していただいた方には、
2月ころに寒中お見舞いとして、近況報告を兼ねてご返信しようと思っております。

今年はコロナ対策の一環としてテレワークシステムを導入しました。
それに伴い事務所の業務システムを大きくIT化・デジタル化し、
業務効率化を促進しました。
現在もマイナーチェンジを常に考え続け実行中です。
そのような状況の中で今回の年賀状のことを考えました。

なお、私にこれまで年賀状を出していただいた方にも、多用多忙の12月を
すこしでも楽にしていただきたいと念じております。
そのため、私宛て年賀状を省略していただいて、すこしでも楽になったと
思っていただければ大変にありがたいことだと思っております。

今月は私の近況報告を兼ねたお知らせばかりのメルマガになりました。
今年は大変な年でありますが、良い年を迎えるために、
あと1ヶ月ちょっとをしっかりと過ごして参りたいと念じております。
来月のメルマガもよろしくお願いいたします。

吉田良夫

【第57号】2020年11月3日アメリカ大統領選挙で思うこと

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 今月のメルマガ              2020年10月号
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◆2020年11月3日アメリカ大統領選挙で思うこと
  ~ 日本の9割経済への影響 ~

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皆様、いかがおすごしでしょうか。
今日は10月28日で、もうすぐ11月ですね。
秋本番です。
今年の11月はどうしてもアメリカ大統領選挙が気になります。

アメリカ大統領は全世界に大きな影響を与えます。
トランプ氏の発言は従来の大統領のそれとは大きく異なり、
暴言を発することに躊躇をしません。
事実に基づかない発言の多いことも指摘されています。
トランプ氏はメディアに対し度々(または頻繁に)、
「それはフェイク(偽)ニュースだ!」と言います。

慣例として行われていた、自分自身の納税情報の開示も拒んでいます。
確かに、法的な開示義務はないのですから違法ではありませんが、
トランプ氏は「ビジネス成功者」だという前提で2016年投票が行われました。
今回の2020年投票もその前提です。
もし、アメリカ有力メディアのスクープ報道が正しいとすれば、
その前提が違ってきます。

また、9月には、アメリカの科学雑誌サイエンティフィック・アメリカン
(Scientific American)が反トランプ氏の意味でバイデン氏支持を表明しました。
同誌が米大統領選で特定の候補を支持するのは、その175年の歴史で初めて、とのことです。
また、世界的に著名なイギリス科学誌ネイチャー(Nature)も今月(2020年10月)
になって同様にバイデン氏支持を表明しました。
これは異例中の異例というべきでしょう。

日本のメディアでは、2016年選挙でトランプ氏に期待して投票し、
今回2020年選挙ではトランプ氏の現状に失望し反対票や棄権を
決めた投票者の記事も掲載されています。

しかし、トランプ氏の岩盤支持層は健在で、いかなる時でも、何があっても、
支持率は40㌫台を維持しているようです。

日本ではこれほどの岩盤支持層を得ている政治家はいません。
そのため、「強固な支持を得ている理由は何だろう?」という疑問が生じます。

メディアでは、トランプ氏の岩盤支持層は大学教育を受けていない、
高収入ではない白人層とあります。
岩盤支持層は以下のような気持ちでしょうか。

……
これまでのホワイトハウスの政策では、自分たちは経済生活などで
効果的な恩恵を受けることができなかった。
自分の環境が改善する見込みを感じることができない。
将来は絶望的だ。
それなのに、既存の大統領は誰も自分たちの強い不満を重要課題と思ってこなかった。

トランプ氏だけが我々の強い不満を理解している。

だから、現状がたとえ満足できるものでなくても、
トランプ氏以外の者を大統領にするわけにはいかない。
大統領はトランプ氏だけだ。
……

前回2016年選挙はトランプ氏当選を予想していた方は少数で、「大逆転」と言われました。

今回も、現時点では、ニュースで見る支持率ではトランプ氏が劣勢です。
しかし、結果は終わるまでわかりません。
また、今回は投票が終わっても、郵便投票無効訴訟がありそうですから、
「投票が終わってからも結果はわからない」ということになりそうです。

今回のメルマガでアメリカ大統領選挙をテーマにしたのは、
それが、日本の経済に直接的で強い影響を及ぼすからです。

現状の日本経済は、「9割経済」と言われています。
これは経済活動が縮小している「シュリンク経済」の意味です。
また、コロナウイルスの影響で、非接触型活動が定着しました。
ニューノーマル様式です。

ニューノーマル様式に完全に対応できているところ、
ニューノーマル様式の促進支援をしているところでは、
マイナス要因は少ないといえます。
むしろ活動量が増え増収増益のところもあります。
しかし、それは少数です。

個人も会社も社会の中の一員ですから、社会全体が縮小の方向で変化すれば、
どうしても、個人や会社の収益は縮小します。

例えば、押印廃止についても、そのこと自体は合理的でやむを得ないというべきです。
しかし、物事には必ず両面があり、反対側には必ず困る人がいます。
印鑑の製造販売業(判子業)の方はどうなるのでしょうか。

これは自力だけでは解決できない問題です。
なぜなら「市場がなくなるから」です。
頑張りようがない……
これについては、政治的・社会的な支援が必要ではないでしょうか。
そして、これは判子業だけではないかもしれません。

9割経済というのは、繁盛するところがでる代わりに、9割どころか、8割7割
それ以下の非常に厳しいところがたくさんいるという意味です。
全体としての9割経済は非常に厳しい経済社会と言わざるを得ません。

そして、ここにアメリカ大統領選挙の実影響が重なってきます。
アメリカ社会の「分断と断裂」という不協和音が、そのままではないにしても、
日本社会に伝播し共鳴するかもしれません。

また、経済復興についても、9割経済が8割経済やそれ以下になるのか、
9割固定化状態になるのか、早期に10割復帰できるのかは非常に大事なことです。

11月3日の大統領選挙とその後の郵便投票無効訴訟を、
強い関心をもって見ていきたいと思っています。

皆様はどのように思われるでしょうか。

吉田良夫

【第56号】9月の4連休で思ったこと

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 今月のメルマガ              2020年9月号
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◆9月の4連休で思ったこと
  ~ 対策をとって楽しい時間を過ごしましょう ~

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皆様

いかがおすごしでしょうか。
前回(55号)のメルマガでは「熱リスク」「熱ストレス」といった
熱波を題材にしました。
それから5週間ですっかり秋の様相です。
残暑のぶり返しはあると思いますが、今年の猛暑は終わったようです。
過ごしやすくなって、なによりです。

また、先日の4連休では多くの人が行楽その他を楽しみました。
大変すばらしいことです。

私も都合で早い時間帯に東京駅を利用したのですが、
駅構内の人の数に驚きました。
多くの人が、コロナ対策に気をつけながら行楽その他の移動を楽しむ
雰囲気(ムード)になったのですね。

自粛の雰囲気の時は、
「コロナ対策をしていれば家族旅行を安全に楽しめるはずだ!」と思っても、
なかなか動けませんよね。

菅新政権の方針や、「Go To トラベル」のイメージなどが功を奏し、
雰囲気がすこし変わったのかもしれません。
私も、コロナ対策をしながら、旅行、観光などを楽しむことはとても大事なことだと思います。

そのような思いの中で、4連休中の読売新聞 9月21日(月曜祝日)朝刊9面に
興味深い記事を見つけました。
大見出し「日本を覆う『空気』」の中の、鴻上尚史氏の新著「同調圧力」
を紹介する記事部分です。
記事の一部を引用します。


鴻上尚史氏は、先月刊の「同調圧力」(共著、講談社現代新書)の中で、
少数意見や異論を唱える人に対し、暗黙の内に周囲と同じような行動を
強制することを「同調圧力」と定義した。

鴻上氏は「(自粛警察に走る人は)国が自粛要請をしているとの大義名分を手に入れ、
従っていない人をたたいても責められないと考えている」と話す。

鴻上氏によれば、第2次大戦の際は、「日本人ならぜいたくはできないはずだ!」
などの標語が国民生活に制約を課し、ぜいたく品の製造などを禁止した
『七・七禁令』を破っていないか、隣組や国防婦人会が見てまわっていた。

コロナ禍でも「3密」「ソーシャルディスタンス」などの言葉を過剰に
守ろうとする風潮が生まれたが、「今も同じことをやっているのでは」とも言う。

私は自粛警察の話を聞くたびに、2011年下半期放映の NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」
の戦争時代の場面を思い出します。
ご承知の方も多いと思いますが、デザイナーコシノ三姉妹とその母の物語で、
感動的なドラマでした。

その中で、主人公家族の大事な大事な宝物のミシンを、婦人会が「お国のため」
といって取り上げようとした場面があります。
あらがうことのできない厳しい厳しい召し上げの場面です。

私はてっきり、お国の法律で強制召し上げと思ったら、実は法律ではなく、
地域婦人会の自主的な「強制召し上げ」だとわかって、非常に驚きました。

ドラマでは、その後、婦人会で厳しく収容を迫った方が、大事な息子を亡くし
悲しげな表情で遺影を掲げ、道を歩いておりました。

コロナ禍での自粛警察、マスク警察といった現象は現在でも存在するのでしょうし、
今後も同じ現象が生まれそうな気がします。

(私の勝手な推測ですが、この現象は、江戸時代の農民統治政策だった五人組制度が、
日本人の潜在意識に深く染みついたからだと思っています。
そのため、同じ現象が形を変えて生じてしまう…。)

しかし、大事なのは(目的にすべきは)コロナウイルスの感染減少です。
その対策として、いくつもの方法があります。
多くの人がそれらを組み合わせて対策を実践しています。

私も医療機関の方からの対策アドバイスで、自宅に戻ったら、
玄関でカバンを大きなポリ袋にしまい込み、直ぐに手を洗っています。
アドバイスでは、その後直ぐに入浴することになっています。
家の中にウイルスを持ち込まない効果的方法です。

私のことはともかく、対策の目的は、地域(ひいては日本全体)で
感染者数の増加を防ぐことです。
感染増加を防ぐことで、感染者数は確実に減少すると聞いています。

そして、しっかりと予防策をとって、旅行や営業活動などを、
すこしでも普通に近い状態で楽しめるようにすることが非常に重要だと思います。

アメリカ、インド、フランス、スペイン、イギリス等々、列挙できないほど
多くの国々で、一日当たり感染者数、死亡者数が極めて多数になっています。
特にアメリカ、インドなどでは多数という言葉で言い尽くせないほどの巨大な数に
なっています。
この現実を直視しながら、日本での現状を冷静に見てみると、
アメリカ等の感染者数及び死亡者数が非常に多い国々との対比で言えば、
日本での感染者数と死者数は、総数においても、人口当たり数においても、
非常に少ないといえるのではないでしょうか。

今回のコロナウイルスは地球上から消滅しないと言われているようですから、
おそらく、今後もコロナ感染がゼロになることはないでしょう。
感染者数、死亡者数は、増減をくりかえしながら推移するのでしょう。

しかし、大事なのは、
感染爆発をさせない、
激増をさせない、
増減変動の繰り返しの中でしっかりとリスクコントロールを実行する、
リスクを許容できる範囲内にとどめながら社会生活と経済生活を行う、
それにより各人の生活と人生を守る、
ということではないでしょうか。

4連休の人出の多さを見て、「対策をとって楽しい時間を過ごす」ことは
とても大事だ!と思いました。
すこしほっとしながら今月のメルマガを書いた次第です。

今回も長文になってしまいました。
ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。
ありがとうございます。

吉田良夫

【第55号】8月の猛暑で思ったこと

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 今月のメルマガ              2020年8月号
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◆8月の猛暑で思ったこと
  ~ 今日のニーズと明日のニーズ ~

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皆様

暑いですね。
東京では8月1日に梅雨明けとなり、7月冷夏から一転して8月猛暑となっております。
そういえば、日本経済新聞の8月23日(日曜)朝刊1面にも、
このような記事がありました。

「地球の温暖化は灼熱(しゃくねつ)の暑さをもたらし、
『熱リスク』が人々の健康や経済を蝕(むしば)もうとしている。」

「国際労働機関(ILO)が温暖化の数ある悪影響のうち、特に指摘するのが
『熱ストレス』だ。2019年に出した報告書は、熱ストレスで……フルタイムで
働く8000万人に当たる労働力を失うと分析した。」
そして、太文字で、
「経済蝕む猛暑リスク」
「労働力8000万人奪う」
「感染症増」
という見出しがありました。

新型コロナ第二波に直撃されている猛暑列島の身としては、
「将来の不幸が見えているなら、早く対策をとってくれ」と思うばかりです。
特に地球温暖化を抑制することは緊急で非常に重大な事項ですから、
地球温暖化を加速する政策は早くやめてほしいと願っています。

ところで、最近の街中では、猛暑の中で、ミニ扇風機を首からかけて
首下から風を感じている方や、ミニ扇風機を手で持ちながら顔に風を
当てている方を見かけます。
去年からそういうモノがあったのかもしれませんが、
なぜか今年になって見かけます。

そういう私も、ちょっと大きめ(しかし小型サイズ)の充電式扇風機を
事務所と自宅においております。そして、場所移動のときもお持ち運びで、
心地よい涼風を得ております。

日本の夏はもともと蒸し暑いので、昔の方は団扇(うちわ)や扇子で
しのいでいました。
時が変わり、今のニーズに応える商品が出てきて、世の中の進化に
貢献しているということですね。

今のニーズは何か?
明日のニーズは何か?

もし、来年のニーズを今の目玉商品にしてしまうと、
「それ、ほしい」と思う人がいないのに商品棚にいれることになって、
きっと結果はよくないことでしょう。

でも、来年のニーズを見越して準備して、「明日のニーズ」になった段階で
商品棚に乗せれば良いですよね。

コロナショックでGDP 30㌫ ダウンという激動の時代ですが、
今のニーズ、明日のニーズをしっかりと意識して、世の中の進化と向上に
貢献できる活動をしていきたいと思っております。

ところで、前回に続きまして事務所のホームページに以下の追加記事を
掲載しました。

日本の「脱・ハンコ文化」が動き出す

手前味噌ですが、わかりにくい内容をわかりやすく記事にできたのでは?と
思っております。
ご興味のある方はどうかクリックしてみてください。

また、当事務所のホームページ記事もすこしずつ増えてきました。

 https://yoshida-law.gr.jp/report_list/

来月にも新しい追加記事の掲載ご紹介ができるように努力いたしますので、
今後ともよろしくお願いいたします。

今回も長文になってしまいました。
ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。
ありがとうございます。

吉田良夫

【第54号】コロナ第二波と私なりの心の持ち方~行動対象を意識し、結果は意識しない~

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 今月のメルマガ              2020年7月号
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◆コロナ第二波と私なりの心の持ち方
 ~行動対象を意識し、結果は意識しない~

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皆様

いかがお過ごしでしょうか。
前回53号(2020年6月22日)配信の時は、緊急事態宣言が解除され、
新規感染者数も激減し、世の中が「ようやく一息つけるな」という雰囲気に
つつまれておりました。
そして、待ちに待ったという気持ちで、「恐る恐る」の人も含めて、
人が動き始めました。

しかし、7月下旬には「新規感染者の増加」は誰の目にも明らかとなり、
テレビでも何人もの方が「第二波到来」のメッセージを出しています。

せっかくの復興支援策「Go To トラベルキャンペーン」も、
東京新規感染者数366人(7月23日時点最高値)、
大阪新規感染者数149人(7月24日時点最高値)、
愛知新規感染者数97人(7月23日時点最高値)で、
肝を冷やされたのではないでしょうか。

鹿児島与論島ではクラスターが発生し、7月24日には、町長が苦渋の言葉で、
島外の方に対し当面の訪問自粛の呼びかけをした、という報道までありました。

感染防止と経済活動の両立をはかる対策がいかに難しいかを痛感するようです。

ところで、コロナ第二波とコロナ大不況、今後の先行き不透明感といった
ストレス因子の上に、7月の冷夏、豪雨、長雨、日照不足という事情まで重なって、
知らず知らずのうちにストレスが蓄積しやすくなっているかもしれません。

そのためか、抑うつの傾向の方が増えているという話を耳にすることもあります。
クレーム事例、感情衝突事例といったものも、例年より増えているのではないで
しょうか。

そこで、私なりに、ストレスに打ち克つためにどうしたらよいかを考えてみました。

まず、「やるべきこと」をきちんと行おう。それが大事だ。

具体的には、
・手洗い・消毒をする
・相互で適度な距離をとる(最近では、「ソーシャルディスタンス」ではなく、
 「フィジカルディスタンス」という用語になっているようです)
・三密(密閉 密接 密集)を避ける
・交通機関の利用や会議の時はマスクをする
・外での食事の時は、周囲に気を配り大声での会話は抑え気味にする
など。

ただ、マスクについては高温多湿の日本の夏では熱中症になりやすい、
という話もあります。何事もバランスが大事ということでしょうか。

そして、「やるべきこと」(自分の行動の対象)は意識するが、
「感染しないこと」(結果)は意識しない。

前者の「やるべきこと」は自分の意識と行動で実現できますが
(自分でコントロールできる)、後者の「感染しないこと」は
自分ではコントロールできないからです。

確かに感染すれば身体的ダメージやそのほかのダメージがあるかもしれません。

しかし、自分の努力でコントロールできない「結果」を意識し出すと、
心配の心がエンドレスに勝手に浮かんでくるのではないでしょうか。
そうなれば、心は心配ばかりして、心が心配事しか見なくなり、
といった悪循環に陥り、メンタルトラブルになるかもしれません。

そのような心理状態よりも、「やるべきこと」(自分の行動の対象)だけ意識して、
「感染しないこと」(結果)は意識しない、の心持ちは、
はるかにメンタルタフネスになると思います。
やってみる価値は大いにあり、と思うのですが、皆様はどのように思われるでしょうか。

ところで、前回に引き続いてですが、事務所のホームページに以下の追加記事を
掲載しました。

法務局における自筆証書遺言保管制度がスタート
自筆証書遺言の記載方法の緩和について
A・C(アフター・コロナ)時代のWEB会議の活用法

財産目録をご自分で作成される際にお役になればということで、ダウンロード
できる書式なども入れています。
お読みいただけましたら、幸いです。

今回も長文になってしまいました。
ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。
ありがとうございます。

吉田良夫

【第53号】web会議の新発見~毎日使うと少しずつ上達する~

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 今月のメルマガ              2020年6月号
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◆Web会議の新発見
 ~ 毎日使うと少しずつ上達する ~

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皆様

いかがお過ごしでしょうか。
前回メルマガ配信の時は、まだ緊急事態宣言の最中でしたが、
それもようやく解除され、電車内も車道もかなり混むようになってきました。
仕事については、抑制されていた経済活動が完全解禁になったことで、
各社が一気に稼働し始めたようです。
私のところもかなり忙しくなっています。

他方で、普段の生活はコロナ前とは大きく違っております。
私たちは、これからも「三密」には十分に注意しながら、
「新しい生活様式」を普通の日常生活にしていくことになりそうです。

また、他国がPCR検査の大量実行をしたのに、日本は検査ができませんでした。
もし症状出始めの段階でPCR検査実行をしていたら、
失った命も失わずにすんだかも知れません。
経済支援も到底先進国とは言えない状況でした。

アメリカその他先進国が短期間での現金支給などを実現したのに、
日本は例の1人10万円を支給できていないところもあります。
日本の将来のために、発想を変えて、短期間で経済支援の現金給付ができるように、
PCR検査や抗体検査も先進国並に実行できるように、
そして医療機関の方への敬意と感謝の念を示す社会になるように、
努力する必要があると感じております。

ところで、私のいる吉田総合法律事務所では、所員のテレワークを導入していますので、
平日は、毎日、所員とウェブ会議を行っています。

また、各種研修会(勉強会)やオフィシャルな重要会議もZoom開催が増えてきました。
私のところでは、Teams(有料版)、Zoom(有料版と無料版)、Skype を
使っていますが、使っていると「こんなこともできるのか?」という驚きの発見があります。

例えば、招待する側がTeams(有料版)やSkypeですと、
参加者がウェブ会議のソフトを入れていない方であっても、
こちらからメールを送信し、そのメールに書いてあるリンクや 
URLをクリックしてもらえれば、ウェブ会議ができてしまいます。
しかも、画像が鮮明できれいです。

会議参加者のウェブ会議ソフトが一致しないときには、
そして、ハードがPCとスマホといった場合には、このご招待機能はとても便利です。

Zoomでも参加者がPCの場合は同様の便利機能がありますが、
参加者がスマホの場合はこの便利機能は使えません。

また、私のところでは、ウェブ会議参加者が画面共有でワードやPDFの画面などを見て、
誰かが意見を述べて、意見交換をして、画面共有の文章を全員が見ている前で改訂し、
その改訂についてさらに全員が討議をする検討方法が可能になりました
(これはチャットを併用しながらのグーグル社内の会議方式をできる範囲で
参考にしたものです)。

これまでですと、誰かが自分のPCで作成し、それをメール送信し、
翌日あたりに他の人が自分のPCで修正履歴付きで改訂し、といった流れでした。
これだと日数がかかりますし、作成中は1人が自分のPCで行うので、
他の方は、作成者(改定者)がどのような考えで改定したかを
修正履歴から推測することになり、非効率、不正確になりがちでした。

それが、私のようなデジタル音痴でも、グーグルの会議方法を部分的に
採り入れることで、会議の生産性を上げることができるようになりました。
世の中の変化が早くて大きいですから、私も必要に迫られて、
仕事の仕方や道具が変化しています。
自分でも、やむを得ずのこととはいえ、驚きです。

ところで、私のいる吉田総合法律事務所ではホームページに
以下の記事原稿を掲載しております。

「新型コロナウイルスに関連する労務問題Q&A」ご提供について
新型コロナウイルスに関連する労務問題Q&A
当事務所のビジネス契約書の検討方針について
ビジネス契約書のチェックポイント

コロナウイルスによる労務問題は激動の4月5月が経過したから終り
というわけではありません。
また、法律問題は後から問題になることが多いので、
現時点でもホット・イシューと思います。
また、コロナ第二波への備えという意味でも重要です。

契約書も非常に重要な分野です。
有事である社会の変動期には従前のビジネスが継続できなくなり、
契約の内容変更の交渉、新規ビジネスについての契約交渉(合意)
といった平時には見られない契約の動きがあります。
そこで、この機会に契約書業務の考え方とサンプルを掲載しました。

ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。

吉田 良夫

【第52号】 Web会議のオススメ

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 今月のメルマガ              2020年5月号
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◆Web会議のオススメ
 ~ Web会議には意外なメリットがあった ~

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皆様

いかがお過ごしでしょうか。

4月7日の緊急事態宣言が5月31日まで延長され、
多くの方が我慢と忍耐の日々をすごされております。

5月10日(日)読売新聞朝刊社会面では、
「無収入2ヶ月で1日1食、長女は『ママおなかすいた』
…貧窮に悩むシングルマザー」
というタイトルで、職を失った母子家庭の厳しい状況を伝える記事が
掲載されておりました。

日本各地でこのような状況が多数生じているものと思われます。
一律10万円早期支給、生活保護等検討など具体的救済策の実施が
強く求められています。

日本は、残念ながら、国家的危機管理として感染症パンデミックへの
備えは十分ではなかったようです。
PCR検査数が増えない(他国と比較して明確に顕著に劣っていて
短期間では改善できない)、検査数の正確な把握ができない、
陽性率を算出できない、という状況であります。

しかし、医療機関の方々の命がけともいえるご努力
(本当にありがとうございます!)、
多くの方の真剣な三密防止対策、営業自粛などの真摯な活動により、
コロナ対策の効果は明確に出てきております。

新型コロナウイルス感染者数は明らかに顕著に減少傾向にあります。
5月中には全国一律緊急事態が部分解除され、
東京など大都市も5月末で解除される、と強く念じております。

ところで、当事務所の現在の活動状況ですが、
所員は出勤当番制にして、業務はテレワークシステムで行っております。
メールは今まで通り対応しておりますし、裁判関係のFAXも
自動的にデジタル化されテレワークメンバーが閲覧できる状態です
(日本の裁判所では未だに通信手段は「FAX」で、順次デジタル化へ移行の予定です)。
所員同士は毎日Web会議で所内会議(顔を見てのお互いの確認)をしております。

またお客さまとの会議も3種のWeb会議ツールをご用意しております。
Skype
Teams
Zoom

なお、Zoomについては脆弱性の問題ありとの指摘もありますが、
現時点では、セキュリティが強く求められる大企業及び多数の企業が
Zoomを公式使用しており、最新版であれば当事務所でも使用できると判断しました。

また、iPhoneによる上記3ツールのWeb会議が「かなり快適」
ということもわかりました(しかもiPhoneではPCよりインストールが簡単で、
インストール後の操作性もスムーズでした)。
お客様におかれましては、PCでのWeb会議に支障を感じる時は、
是非、iPhoneでのWeb会議もご検討下さい。

ここでWeb会議のメリットをお伝えいたします。

これはある方からご指摘頂いて、そのとおりだ!と思って、
それを前提に追加検討したものです。

・会議参加者は移動時間がなく会議ができる
・会議参加者は自分のデスク等「自分の場所」で会議するので、
 「おちついて」会議ができる
・会議参加者は、会議中に手元資料以外の資料を確認したいと思ったときは、
 自分のデータ内を検索したり、自分のバインダ(紙資料)を
 検索することにより、必要な資料を持ち出して会議に参加できる
 (来所しての会議では、これはできなかったことです)。
・面談すると心理的にストレスを感じる場合でも、画面を通しての会議の場合は
 面談ストレスが軽減する
・面談会議より、双方の表情がよく見えるため、双方が深く納得するレベルでの
 会議もできる(テレビ画面でもハートとハートのやりとりが可能になる)

ただWeb会議にもそれなりに課題(身につけるべきノウハウ)がありそうです。
これについては回数を重ねることで改善する(上手になる)ものと思っております。

皆様も、これからはどんどんとWeb会議をして、Web会議のメリットを活用いたしましょう。

ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。

吉田良夫

【号外】緊急事態宣言に伴う当事務所の取り組みについて

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 今月のメルマガ              号外
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◆緊急事態宣言に伴う当事務所の取り組みについて

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皆様

いかがお過ごしでしょうか。

令和2年4月7日に、新型インフルエンザ等対策特別措置法に
基づく緊急事態宣言が発令されました。

そこで、当事務所も法律事務所としての社会的責任を果たすべく、
当面の間、次のような取り組みを行うこととしました。

1 営業時間・執務体制について

営業時間は原則として変更はございませんが、今後の状況等に応じて、
やむを得ず時間を短縮させていただく場合がございます。

また、職員の健康に配慮し、在宅勤務も併用しております。

緊急事態宣言の期間中においては、大変申し訳ありませんが、
お客様や所員の安全を第一に考え、訪問等の外出を必要とする活動は
控える方針にいたしました。

ご来所や面談に関しましても、必要不可欠の場合にだけ行うことにしております。

その代用方法として、電話会議やSkype会議等の遠隔システムを活用いたしますので、
平時と遜色なく面談同様の会議ができるようにいたします。

2 WEB会議システムの利用推進について

お客様との打合せについては、前述いたしましたように、
Skypeを利用したテレビ会議の他、各種Webサービスにより
会議を行うことを推進したいと考えております。

当事務所では、以前からSkypeによるテレビ会議を行っておりますが、
SkypeはiPhoneやAndroidなどスマートフォンやタブレットでも簡単に
インストールすることができ、十分に充実した会議を行うことができます。

なお、Zoomについては、セキュリティ上の問題が報告されていることから、
当面の間は当事務所としては非推奨と致します。

3 テレワークの励行について

起案やリサーチ等、事務所外でも可能な業務については各弁護士に
テレワークを行うことを励行しております。

また、これを機に、従前からの取り組みである資料の電子化、IT化をより進め、
柔軟かつ効率的な働き方ができるよう改革を進めて参ります。

以上の取り組みを通じ、国内における新型コロナウイルスの感染拡大防止に
微力ながら貢献して参ります。

なお、以上の方針は確定的なものではなく、社会状況の変化に応じて
今後も見直しを行う予定です。
より良い事務所とするため、お気づきの点やご意見がございましたら
忌憚なくお教えいただけますと幸甚です。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 

吉田 良夫

【第51号】 私の「新型コロナウイルス(新型肺炎)問題」の対応法 その2

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 今月のメルマガ              2020年3月号
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◆私の「新型コロナウイルス(新型肺炎)問題」の対応法その2

 ~先人の知恵 良寛和尚の危機管理~

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みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
2月メルマガのときから約1か月で世界の様子は変わりました。
ヨーロッパの状況には誰しも驚き、悲惨な状況に胸を痛めていることと思います。
クラスター(集団感染)という言葉も、いまでは聞き慣れました。
そして、数日前には、オーバーシュートという新たな言葉まで覚えてしまいました。

読売新聞3月20日朝刊1面では、
「専門家会議は19日、都市部で感染者が増えており、今後は爆発的な
感染拡大の可能性があるとの分析結果を公表した。」
という記事を掲載しました。

東京など各地で「オーバーシュート」の危険性がある、という意味ですね。

2月メルマガでタクシー運転手さんの話として、
飲食店の方々が困っているという話をご紹介しました。

2月メルマガの後、事務所近くで居酒屋さんのランチを食べていたら、
お店に電話がかかってきて、お店の方がいつもの明るい声で
電話口に出たのですが、10数人の宴会キャンセルの電話でした。
お店の方が残念そうな声で「また、お願いします」と言っていました。

その後、人の集まり、物の流通が少なくなりました。
マスクが入手困難になっただけでなく、トイレットペーパー、
ティッシュペーパーまで入手しにくくなりました。

しかし、日本は「もちこたえている」(専門家会議)ので
市民生活ができています。
私もお客様との会議ができていますし、私も所員も無事です。

幸せは心で感じるもの、思うものです。
他の人から「あなたは幸せだ、あなたは不幸だ」と
押しつけられるものではありません。
私は先日3連休に「桜」を見るために歩きましたが、
良い天気で桜が気持ちよさそうに咲いていました。

日本は外出制限もありません。
桜を見ることもできます。
本当にありがたいことで、私の心は幸福感でいっぱいになりました。

コロナウイルスが全世界で猛威を振るっていることは確かです。
ですから、行うべきことは、これまで以上に入念に行い続ける。

・手洗い、アルコール消毒
 (来客用のアルコール消毒液があるところでは、よく利用させてもらっています)
・しっかりと食事をとる
・睡眠をとる(睡眠不足にならない)
・適度に運動する
・咳エチケットはきちんと行う(他の方に咳やくしゃみをかけないように気を配る)
・コロナ対応の指示(自粛要請も含まれますね)が出たらそれをみんなで守る
等々

そして、3月19日の専門家会議が、クラスターを出さないため、
オーバーシュートを引き起こさないため、全国民に求めたことを
強く意識すべきだと思っています。

「換気の悪い密閉空間、人の密集、近距離での会話や発生の3つの条件が
同時に重なった場を避ける」(さきほどの読売新聞1面)

「密閉+密集+近距離会話 注意」(同3面)

我々が行うべきことは、私を含め多くの人が、できる範囲で
提言されたことを実行するということではないでしょうか。

もう一つ、私が思い出したことがあります。

メルマガ第15号(2016年11月号)でご紹介した良寛和尚の「危機管理」の考え方です。

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江戸後期の曹洞宗の禅僧で、すぐれた歌や詞を残した良寛の言葉に、
災難から逃れる妙案として興味ある言葉がある。
現代の「危機管理」の基本な考え方を暗示しているので紹介する。

災難に遇ふ時節には、災難に逢ふがよく候。
死ぬる時節には、しぬるがよく候。
これ災難を、のがるる妙法にて候。

(良寛和尚)
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出典は、(「中村天風と『六然訓』」 合田周平著 PHP新書 2012年2月29日第1版)の151頁です。

前回のメルマガでは、私の解釈として次のことを書きました。

……
本来はかすり傷とか全治1ヶ月とかの怪我を、自分でジタバタして
致命傷にしないことだ。
本当に死んでしまう事態はめったにあるものではない。
そして本当に死んでしまうときには、それは寿命だから、うけいれるしかない。

慌てないで落ち着いて事に当たれば、怪我はしてもなんとかなることが多いはずだ。
虚心平気、虚心坦懐の気持ちをわすれてはいけない。

私がこの心境まで成長しているというわけではありません。
ただ、お先真っ暗、嫌なことばかりおきるだろうな、という気持ちになるよりは、
良寛和尚の言葉を思い出した方がなにか良いことが起こりそうな気持ちになります。
……

私はとても良いことを思い出した気持ちです。
皆様はどのようにお感じになられたでしょうか。

今月のメルマガも長々としたものになってしまいました。

ここまでお読みいただいた皆様に深く感謝します。
これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございました。