[第20号] デジタル機器3台続けての交換作業で思ったこと

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吉田良夫メールマガジン [第20号]
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今月のメルマガ              2017年5月
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◆「デジタル機器3台続けての交換作業で思ったこと」
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皆様

ゴールデンウィークはいかがでしたか。
私も心身のメンテナンスをいたしました。

また、Apple Watch、iPhone、ガラケーという身の回りの電子機器
3個の交換が重なり、電脳時代で普段何気なくつかっているものを
交換することの複雑さを再認識することができました。

最初に気がついたことと言えば、保険の重要性です。
Apple Watchはある日の朝、急に作動しなくなり、アップルサポートに
電話して、いろいろ試して、交換という判断になりました。
これはAppleCareに入っていたので無償でした。
やはり保険は役に立ちますね。

ところが、おかしくなったのはApple Watchだけではありません。
それと前後して、愛用の大型iPhoneも破損しました。
大型iPhoneは、桜を撮影するために取り出したところ落としてしまい、
下が石畳だったのでディスプレイが破損して使えなくなったというわけです。
これはAppleCareの2年間が過ぎていたので、7Plusに買い換えました。

そこで、この大型iPhoneのデータの入れ替え作業をしたわけですが、
私にはなかなか複雑な作業で、アップルサポートに相当手伝って
もらいながらの入れ替え作業でした。

ここでの教訓は、
「自分の知識経験で解決できずに困ったら一人で悩まず、
早めに専門家に相談して、専門家と一緒になって解決することがよい。」
ということでした。

ちなみに、私のデータ入れ替え作業はアップルサポートに協力してもらい
ながらも相当時間と手間がかかってしまい、やや重症患者だったようです。
もし自分一人でトライし続けていたら、今も問題解決ができず、時間と
体力を消耗し、それだけでなく大きなストレス要因になっていたと思います。

相場の「見切り千両」ではありませんが、早めに「見切って」、
専門家に相談することが大事ですね。

アップルサポート担当者も内部のシニア担当者に確認しながら、一所懸命に
努力していただきました。
とても感じがよかったです。
私もお客様への対応のしかたの実例として「見習おう」と思いました
(さすがアップル)。

そんなことがあり、ようやく私の電脳ライフが元に戻ったと思ったら、
今度は電話で10年余に渡り使用してきたクラシックの携帯(ガラケー)に
重大な出来事が起きました。
さすがに老朽化で使用継続に支障が生じる状況になってしまったのです。

ちなみに、私はiPhoneとガラケーの2台使いでした。

よく「2台持ちは不便では?」と聞かれますが、メールが1日100通ほど
ですから、大型iPhoneでメールを見ながら、ガラケーでテレフォン
ミーティングということがけっこうあり、私には便利です。

そのガラケーですが、さすがに10年余の激務によってところどころ破損し、
私は応急処置のつもりで絆創膏をつけたりしたのですが(人間みたいですね)、
その絆創膏をそのままにしておいたら、時の経過で微妙にこすれて変色し、
なにやらきれいなシールのようになっておりました。

そのガラケーもついに退役を余儀なくされるという事態になり(下取りには
出しません)、大型iPhoneと同じ通信会社の通常サイズのiPhoneに切り替え、
iPhone2台持ちとなった次第です。

ここで「めったにないこと」がおきました。

ガラケーからチェンジしたiPhoneで「発信者番号通知」の切り替えの
ボタンが「見当たらない」のです。
ちなみに、大型iPhoneにはそのボタンがあります。
他の人のiPhoneにもそのボタンがあります。
ですが私のガラケーチェンジiPhoneには「見当たりません」。
当然iOSも最新バージョンにしています。

それなら、いろいろお世話になったアップルサポートセンターに聞けば
いいと思って電話したら、電話にでたサポート係の人もわからず、
「上級者に確認に行ってきます」とのこと。

そしてついに出た回答は
「アップルの作業ではなく通信会社の作業になります。通信会社に
お問い合わせ下さい。」。

そこで、通信会社に電話すると、状況を理解してもらうのに時間がかかり
ましたが(発信者番号を知らせたくないときは「184をつけてください」
との回答までもらったのですが)、他のiPhoneにあって自分のiPhoneに
ないのは公平ではないので調べてほしいとお願いしたら、その言い方に
説得力があったようで、本格的に調べてもらうことができました。

それから1~2時間ほどして判明したのですが、極めてまれなことらしい
のですが、原因は通信会社で設定しておくべき設定作業をしていなかった、
ということでした。

通信会社の電話口の人は私に怒られると思ったのか慎重な口ぶりでしたが、
私も彼が一所懸命になんとかしようという気持ちで動いたことがわかり
ましたし(気持ちは電話からも伝わる)、それよりも、我ながらよく動いて
「まれな事態」に対応できたな、と少しうれしくなりました。

やはり、おかしいと思ったら、面倒でも四方八方手を尽くして、
自分の知らないことは知っている人に教えてもらい、直すべきところは
直した方がよいということですね。

それと、Apple Watch、大型iPhone、ガラケーからのiPhone交換、と
立て続けにデジタル機器の交換作業になって、それも結構複雑で時間と
労力をつかったので、すこし気が滅入るところがあったことは確かです。

でも、ここは考えようです。

「ここまで続くと言うことはあまりないことだから、
これからしばらくは悪いことはおきないぞ。
今後のことを考えるとツキとか運にめぐまれるかもしれないぞ。
かえって良かったな。」

と思うことができました。

何があっても気の持ちようです。

「面倒が続いた。めったにないことが自分におきたようだ。
自分はなんて不運なんだろう。」

という気持ちになれば、その思いが、よりいっそうの不運、不幸を
呼び寄せるに違いありません。

他方で、

「よかった。これからツキがよくなるぞ。これは良い兆しだ。」

と思い込めば、思い込んだように良いことがおきるような気がします。

ただ今回の私の件で問題がまったくないわけではありません。

ガラケーをiPhoneに交換したのですが、ガラケーの電話番号とお名前の
データをiPhoneに移行することができませんでした。
そこで、しばらくの間は私の携帯電話にお電話をいただいても、
「もしもし、どなたですか?」という間の抜けたことをお聞きするかも
しれません。どうかご容赦ください。

それとこのメルマガを書いている時点では、iPhoneでの通話に
なれておりません。もしかしたら、通話途中で切ってしまうとか、
すこしドタバタがあるかもしれません。
直ぐになれると思いますので、あわせてご容赦をお願いいたします。

今回は前々回のリンカーン、前回のチャップリンとはトーンが大きく変わり、
一市民である私のデジタルライフでおきた出来事を題材にして考えて
みましたが、いかがでしたでしょうか。

これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございました。

 

吉田 良夫

[第19号] 勇気、想像力、そしてSome money

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吉田良夫メールマガジン [第19号]
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今月のメルマガ              2017年3月
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◆勇気、想像力、そしてSome money
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皆様

桜が咲き始める季節です。
皆様の周りでも桜が咲き、春の到来を感じておられることと思います。
3月は異動の季節であり、4月からの新年度に備える時期でもあります。
そこで、今回は、私の好きな元気の出る言葉をご紹介したいと思います。

それは、世界の喜劇王チャールズ・チャップリンの次の言葉です。

**********************************************
人生は恐れさえしなければ、とても素晴らしいものだ。
そのために必要なものは、勇気、想像力、そして少しのお金だ。

Yes, life is wonderful, if you’re not afraid of it.
All it needs is courage, imagination, and some money.

**********************************************

出典は映画の「ライムライト」です。
映画では、some money の俗語の a little dough が使われた
らしいのですが、日本では、 some money がなじみやすいということで、
some money を使う人が多いとのことです。

私もテレビでこの言葉を知ったのですが、some money で
紹介していました。
ですから、ここではあえて、some money を使わせてください。

なぜ私がこの言葉を好きかといえば、幸せのためには no money では
困るけれでも、 much money でなくてもいいんだよ、と
教えてくれたからです。
some money でも幸せな人生になるんだよ、と言っているからです。

でも幸せになるために絶対に必要なものがあります。
そのうちの1つが、勇気(courage)です。
勇気を失えば、常にびくびくして、何かにおびえ、恐れおののくばかりの
人生になります。そのような人生では幸せになるはずがありません。

そしてもう1つが、夢と希望と愛をもって将来を想像する力
(imagination)です。
実は、「勇気、想像力、そして少しのお金だ。」という言葉は、
ライムライトの原文とは少し異なり、次のような言い方をされる
こともあります。

勇気、希望、そして少しのお金だ。
夢、希望、そして少しのお金だ。
夢、勇気、そして少しのお金だ。
愛、希望、そして少しのお金だ。

言い方に共通しているのは、some money です。
そして、あとの2つは、勇気、夢、希望、愛 が使われています。

ですから私は、some money と 勇気を選択し、あとは
「夢と希望と愛で自分の輝かしい未来を想像する気持ち」
が大事だと考えて、「想像力」という言葉を使っています。

私はこの言葉を次ぎのように理解しています

恐れてはいけません。
人生に必要なのは、勇気です。
そして、夢と希望と愛で自分の人生を想像してください。
お金はもちきれないほどたくさんはいりません。
some money でいいのです。

ちなみに、チャップリンの人生を見てみますと

1歳のときに両親が離婚し母に育てられ、7歳の時に母が精神障害で
施設に収容される。
その後、貧民院や孤児学校など複数の施設に入り、幼少時から床屋、
印刷工、ガラス職人、新聞売り子をする。
その傍らで俳優の勉強を続け、19歳で名門劇団に入り、24歳の
アメリカ巡業で映画プロデューサーに評価され、25歳で映画デビュー。

その後、トントン拍子に出世。

しかし、1940年の「独裁者」で欧州(ナチス)・日本(ナチス同盟国)から
強く非難され、第二次大戦後の1945年には居住地アメリカが赤狩りの時代で、
チャップリンの作品が共産主義寄りだということで強く非難される。

そうした中の1952年、ロンドンに向かう船内でアメリカから
国外追放命令をうけ、以後、アメリカに戻らず。

その後の1972年、アカデミー賞名誉賞を受賞。
受賞のために20年ぶりにアメリカの地を踏む。
そのときの年齢は83歳。

そして88歳で永眠。

これをみると、チャップリンの人生も山あり谷ありですね。
そして、誰の人生も同じです。
多少の程度の違いはあっても、誰の人生も、山あり谷ありです。

だからこそ、

恐れるなかれ
勇気を失うなかれ
夢と希望と愛をしっかり持って手放すなかれ
自分の素晴らしい未来を信じて想像力をかきたてろ

これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。

 

吉田 良夫

[第18号] 我々は感情の動物(生き物)

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吉田良夫メールマガジン [第18号]
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今月のメルマガ              2017年2月
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◆「我々は感情の動物(生き物)」
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皆様

皆様の2月はいかがでしたか。
そろそろ啓蟄(けいちつ)の時期です。啓蟄とは冬ごもりしていた
虫が春の暖かさを感じて、地中から外に這い出てくるころという意味で、
現在の我々の暦(太陽暦)では3月5日または3月6日がこの日に
当たるそうです。私は父からこの言葉を教わりました。
そのためか啓蟄という言葉は私を懐かしさとか暖かさといった気持ち
(感情)にさせてくれます。

この感情についてのことですが、昨年末に書店でたまたま目にした
本の一節をご紹介させてください。

司馬遼太郎氏の「ビジネスエリートの新論語」(文春新書 2016年
12月10日第一刷)で昔の書籍の復刻版です。
その99頁から数頁なのですが、私の目線で引用させてください。

▼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

われらは、論理の動物を扱っているのではなく感情の動物を
あつかっているのである。しかもその動物は偏見に満ち、
誇りと虚栄心に燃えている動物である。〈D・カーネギー〉

…中略…

要するに、批評、非難、叱責という行為は上下のいかんに
かかわらず、すべての職業人に対して避けたほうがいいと
いうことだ。

1863年7月南北戦争の当時、北軍の将ミード将軍は、敵将リー
の退路を断って全南軍を殲滅しうるチャンスをにぎって
いながらむなしく時を失した。南北戦争中、北軍の犯した
最大の失策であると、こんにち、先史家も認めている。
当時、大統領リンカーンはきわめて穏やかな問責の手紙を
書き上げたが、再考のうえ、ついに送らなかった。
リンカーン死後、彼の書類箱の底から出てきて、初めて世間は
その事実を知ったという。

リンカーンというのは、じつに人心の機微を知りぬいた偉大な
人間通だったといわれている。おそらく手紙を送れば
ミード将軍は弁解これ務めるだろう。たとえ弁解しなくても、
その感情をそこない、自尊心を傷つけ、士気を喪失するに
きまっている。
この一時を読みとっただけでも、彼はただの政治家では
なかったのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲

「リンカーンが何も言わなかった」から、将軍は自尊心、権威を
守ることができ、重大な失策の後でも戦闘を冷静に戦うことができ、
勝利することができたような気がします。

南北戦争の勝敗という極めて重要な局面での将軍の失策です。
リンカーンはどれほど「物を言いたかったか」と思います。
特に人間は「言いたがる動物」で、他人のことなどお構いなしに、
自分の気分だけで「しゃべる、言う」というのが普通ですから。

しかし、リンカーンは先の先まで見通して、「黙る」ことを選択した
のでしょうね。
そして、「黙る」と決めた以上、南北戦争が終わっても終生
「何も言わなかった」。

推測ですが、リンカーンは、どんなにミード将軍に気をつかっても
手紙を出せば、将軍が
「その感情をそこない、自尊心を傷つけ、士気を喪失する」
ことは間違いなく、それにより戦局を悪くするだけで
良いことは何もないと判断したのでしょうね。

私の頭の中の国語辞典には「人心の機微」というフレーズはあるのですが、
その中身は漠然としたものでした。
ですが、司馬遼太郎氏が教えてくれたリンカーンの話により、
「人心の機微」という複雑微妙なこの言葉がすこしだけわかったような
気がしました。

もちろん、言うべき時は言う、動くときは動く、そのことは忘れては
いけないと思います。リンカーンは言うべきことはいい、やるべきことは
やりましたからね。

そのうえで、今日のリンカーンのお話は私にとってとても勉強になりましたので、
皆様にもご紹介したいと思ったしだいです。
いかがでしたでしょうか。

これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。

 

吉田 良夫

[第17号] 重度のねんざで思ったこと

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吉田良夫メールマガジン [第17号]
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今月のメルマガ              2017年1月
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◆「重度のねんざで思ったこと」

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皆様

2016年が無事に過ぎて、新年の2017年になりました。
お年賀の気持ちも添えてメルマガをお出ししようと思っていたら
あっという間に2017年の1月が下旬になってしまいました。

その間、メールマガジン事務局の方から、「そろそろですよ」
というお知らせもいただき、「早く書こう」と思いながら
お正月休みでゆっくりしたせいか、なかなか身体が動きませんでした。

遅れた理由ではありませんが、なんと、お正月休みに石畳の少しだけ
段差のある通り道を歩行中に大きく転んでしまい、足首が「ねんざ」
となりました。

なんで転んだの?という疑問はさておいて、レントゲンで骨折では
ないとわかって、お医者様から「吉田さんの骨は丈夫なんですね」と
言われました。

どうも見た目は骨折かもという状態だったらしく、骨折ではなくて
ラッキーでした。ただ、靱帯(じんたい)損傷で、靱帯が少しだけ伸びました。

これがスポーツ選手ですと、私程度のねんざでも運動機能に影響が
あるので、手術をして伸びてしまった靱帯を元の長さに戻すそうです。
たぶん、伸びた部分を切除して、それから断絶部分を縫合する
のでしょうね。
…手術は麻酔で痛くないとしても、術後とかリハビリがとても痛く
大変だそうです。

ちなみに、足首の靱帯が伸びるというのは、その関節部分が、常時
伸びた分だけ緩んでいる、ということを意味します。関節が硬いのは
よくないと聞きますから、緩いのは良いではないか、と思いたいのですが
きちんとはまっていない瓶の栓のようなもので(私のイメージです)、
関節が万全の状態ではないため、チカラがはいりにくい、転びやすい
ということだと理解しました。

よく、「ねんざは癖になるときがあるから」というお話も伺います。
これも関節が緩んでしまうからだったのですね。

でも、幸いにして私はスポーツ選手ではありませんし、手術ほどの
けがでなくて「よかった」と思いました。
また、お医者様からは、全治4週間と言われましたが、その後の
回復は非常に順調で、4週間かからないで「治った」と言ってもらえる
ような気がします。

私が心がけていることは、故障部位を動かさない、ということです。

もちろん足首ですから使わないわけにはいきません。
でも、「動かさない」ことを心がけています。
私が思ったことは次のようなことです。

靱帯損傷ですから、靱帯それ自体が部分的に切れて、伸びて、出血して
(実際、内出血がひどい状態でした)、炎症になっているはずです。
ということは、私が意識していないだけで、私の身体の中で
治癒を担当しているいろいろなメンバーが総出動して、損傷部位の
修復活動をしているはずです。
そういうときは、「意識のある自分」が、「意識していない体内の
修復活動」の邪魔をしてはいけないからです。

そのことと関係しているかどうかはわかりませんが、ねんざを
してから数日間はとてもよく寝ました。
睡眠時間が普段よりとても多かったです。
疲れたから転倒して、ねんざでさらに疲れたせいかもしれません。

でも私はそれだけではなく、身体が「治癒作業をするから寝ろ」と
心身に伝えて、心身がそのメッセージを受け入れて、睡眠が
増えたのだろうと思います。

それと、前回のメールマガジンでお伝えした「笑いの効用」も
思い出しました。
自分が書いたことですから、こういうときに自分が活用しようと
思ったわけです。

ちなみに、ねんざをしてから数日間は、歩くときに杖をついていました。
診療機関で杖の使い方を教わり、右足首でしたから、杖は左手で持って
右足と左手杖を一緒に前に出す、といったことです。

そんな状態でも、小声で、
「わっはっは !」
「ハ ハ ハ !」
「ふっふっふ !」
とやっていました(あくまで小声で…)。

数日で杖を使わなくなりましたが、この笑いは今でもやっています。

足首はねんざでも、気分まで「ねんざ」にしてはいけない。
気分は楽しく
「わっはっは !」
「ハ ハ ハ !」
「ふっふっふ !」。

ものごとに動揺しないで、状況とか真の理由を客観的に分析し
大きく・広く・深く考え、気分はいつも明るく・楽しく
「わっはっは !」でいきたいと思っています。

これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

そして、昨年に引き続き本年もどうかよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。

 

吉田 良夫

[第16号] 笑いと免疫

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吉田良夫メールマガジン [16号]
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今月のメルマガ              2016年12月
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◆「笑いと免疫」
◆年末年始の休業日(12月29日~1月9日)について
※事務所は1月4日まで

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皆様

◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇
*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*

Merry Christmas!

*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*◆*
-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-

今年も残りわずかになりました。
肌寒さと街並みの綺麗なイルミネーションは年の瀬と
クリスマスの賑やかさを感じさせてくれます。
ありがたく嬉しい限りです。
そこで、今年も皆様への感謝の気持ちを込めて
クリスマスメールをお送りいたします。

┏◆ 笑いと免疫
┗━━━━━━━━━━━━━━━━

感謝と喜び、笑顔と笑い。
これらはそれをする人を健康と幸福に導いてくれるありがたい
道案内ですね。

笑うことで心身を健康にする笑いヨガというのがあるのですが、
その書籍とDVDを見ますと、
「笑いは心身の健康に大いに役立つ。笑いはエクササイズです。
楽しくなくても笑ってください。」
とあります。
つまり、心身の不調の時は不機嫌になりがちで、楽しくないかも
しれないけれど、そういう時でもエクササイズだと割り切って
「笑え」と言っています。

それと同じことを私が敬愛する中村天風先生も仰っています。
「とにかく笑え。うそ笑いでもいいから笑え。」

そしてここからは免疫の話で、直接には
「中村天風を学ぶ」
(遠藤靖子 稲松信雄 松本正光著 2015年10月初版 河出書房新社)
の185頁以下 (松本正光氏担当部分)をお読みいただきたいのですが、
笑いが薬よりもはるかに免疫に役立つことがわかりやすく書いてあります。

どんな内容かと言いますと、
ガンのときにガン細胞を直接攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー
細胞)というのがあります。このNK細胞が活動するためには
「活性化」する必要があって、注射でNK細胞を活性化させようと
すると3日かかるけれども、たった5分間の笑いだけでNK細胞が
「活性化する」というものです。
笑いはものすごく貴重なものなのですね。

なお、先ほどの著者である松本正光氏は、天風会の講師をされている
現役の医師で、医学と健康に関する多数の著作をお書きになっています。

また今回のメルマガについては、
「免疫の新常識」(安保徹 著 永岡書店)
126頁以降も参考にしました。安保徹氏は免疫に関する著名な研究者
(医学博士)のようです。安保氏の著作該当箇所にはNK細胞のことを
別名「ニコニコ細胞」と書いてありました。

ともかく、面白くなくても、楽しくなくても、そんなことを
ふきとばすために、笑え、うそ笑い大いに結構だから笑え、
ということのようです。

そして、不思議なことに、うそ笑いをしているうちに、
だんだんと気分が良くなってきて、明るい気分になってきます。
それって、うそ笑いでNK細胞が「活性化」したせいかもしれませんね。
今年最後のメルマガを「笑い」でしめようと思います。

最後になりますが、皆様の健康と幸せが雪のようにますますと
降りそそぐことを深く心に念じ、今年のクリスマスメールといたします。

┏◆ 年末年始の休業日について
┗━━━━━━━━━━━━━━━━

私の仕事納めは、12月28日 夕方の予定ですが、
それ以降も多少の仕事はしますので、ご用のある方はお早めに
お願いできれば幸いです。

仕事始めですが、当事務所は1月5日午前10時から本年の業務を開始します。

ただ私は申し訳ないのですが、1月5日、6日とお休みとさせて
いただきます(すみません)。
そして、今年は1月9日(月)が祝日ですから、実際は1月10日(火曜日)
が仕事始めになりそうです。
お休みをたくさんいただいて恐縮ですが、どうかよろしくお願いいたします。

これからも皆様とのご縁を大切にし、読んでいただけるメルマガに
していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

来年も引き続きよろしくお願いします。
お読みいただきありがとうございました。

 

吉田 良夫

[第15号] 世の中何があるかわからない~トランプ大統領誕生~

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吉田良夫メールマガジン [第15号]
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今月のメルマガ              2016年11月
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世の中何があるかわからない
~トランプ大統領誕生~

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皆様

先月メルマガ14号で、残暑があっという間に秋模様と書きましたが、
今年は秋が短くすぐに晩秋・初冬の装いになってしまいました。
東京の公園でも木々にほんのりと紅葉が見え始め、日が暮れると
クリスマスのイルミネーションの飾りが綺麗に輝いております。
毎日なにかと忙しいと感じることの多い日々ではありますが、
自然が醸し出す「変化」は我々の日常の疲れを癒し、そして力を
与えてくれるすばらしいものだと感じます。
ありがたいことです。

ところで、自然の変化とは異なる人間社会の変化は妙薬になるときもあれば
毒薬になるときもあるかもしれませんね。

アメリカではトランプ氏が下馬評を覆して次期大統領となりました。
このメルマガでは、トランプ勝因とか、日米関係への悪影響とかの
コメントはいたしません。
私はこの問題について研究してきたわけではありませんから。

ただ、私が選挙後にネイティヴの方から英語で聞いたことなのですが、
前回大統領選挙の時とは異なり、今回の選挙では、投票資格のために
顔写真付身分証明書として運転免許証が必要だった、とのことです。
つまり運転免許証をもっていない貧困層は米国民であっても
投票できなかったというわけです。
ちなみにパスポートは非常な低額で取得できるはずで、顔写真付ですから、
そのことも聞いたのですが、パスポートでは投票できなかったとのお話を
伺いました。
ちなみに、ヒスパニック系低所得者層や黒人系低所得者層の中には
実際に運転免許証を持っていない方もいるそうです。

私個人の感覚ですが、投票者制限のようなものを感じてしまい、
アレアレと思った次第です。

ただ私の英語力はお恥ずかしい限りでして、正確に聞き取りができたかは
自信がなく、日本語による選挙解説にも上記のことは書かれていないようです。

もしメルマガ読者の方で実際のことをご存知の方がいらしたら、
事実を教えていただけますと幸いです。

またトランプ大統領の政策による悪影響についても、いろいろ有識者の方々が
見解を述べられています。
少なくとも、第二次世界大戦の戦勝国のなかで最大功績をあげたアメリカによる
パックスアメリカーナが戦後約70年を経てようやく終了し、本当の意味で
第二次世界大戦後の世界システムが「再構築」される時代に入るのかもしれませんね。

そして、あらたな世界システムの再構築が完成するまでは、
「試行錯誤と混乱の時代」になってしまうのはやむを得ないことかもしれません。

でも実際に不幸になってはいけません。
不幸になりそうでも不幸にしてはいけないと思うのです。

そのような観点から、参考になる言葉を思い出しましたのでご紹介します。
文献は、合田周平氏がかかれた 「中村天風と『六然訓』」
(PHP新書 2012年2月29日第一版第一刷)の151頁です。

**********************************************
江戸後期の曹洞宗の禅僧で、すぐれた歌や詞を残した良寛の言葉に、
災難から逃れる妙案として興味ある言葉がある。
現代の「危機管理」の基本な考え方を暗示しているので紹介する。

災難に遇ふ時節には、災難に逢ふがよく候。
死ぬる時節には、しぬるがよく候。
これ災難を、のがるる妙法にて候。

(良寛和尚)
**********************************************

この部分の私なりの解釈は、以下の通りです。

本来はかすり傷とか全治1ヶ月とかの怪我を、自分でジタバタして
致命傷にしないことだ。
本当に死んでしまう事態はめったにあるものではない。
そして本当に死んでしまうときには、それは寿命だから、うけいれるしかない。

慌てないで落ち着いて事に当たれば、怪我はしてもなんとかなることが多いはずだ。
虚心平気、虚心坦懐の気持ちをわすれてはいけない。

私がこの心境まで成長しているというわけではありません。
ただ、お先真っ暗、嫌なことばかりおきるだろうな、という気持ちになるよりは、
良寛和尚の言葉を思い出した方がなにか良いことが起こりそうな気持ちになります。

そんなわけで皆様にご紹介させていただきました。

今回もお読みいただきありがとうございました。
今後、皆様が私に書いてほしいと思うことがあれば是非返信戴ければ幸いです。
今後とも努力いたしますので、次回もどうかよろしくお願いいたします。

 

吉田 良夫

[第14号] 仕事をするとき、させるときの心構え~心身をまもるために~

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吉田良夫メールマガジン [第14号]
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今月のメルマガ              2016年10月
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仕事をするとき、させるときの心構え
~心身をまもるために~

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皆様

残暑だなぁと思っていたら、もうすっかり秋模様になりました。
日差しや日没時間などからも秋を感じることができます。
皆様も夏から秋そして冬に向けてのご準備をされていることと思います。

ところで、今月は過重労働とそのダメージについて考えてみたいと思います。

これについては深刻なできごとも報道されており、私も皆様と同じく
どうして悲惨なことがおきてしまったのだろうかという思いを
持っております。
他方で、私は具体的な事実を詳しく把握していない、まさに一人の
マスコミ情報受領者にすぎませんから、憶測に基づく意見は
控えたいと考えています。

ただ、案件についてのコメントではなく、一般論としてであれば
皆様にお伝えしたいことはあります。

私も、企業側代理人として、従業員の方がうつ病で自殺された案件を
経験したことがあります。厳しい経験でした。

まず、長時間労働は身体に過重な負担をかけます。
また、身体の負担により脳内のバランスが不調になり、精神状態が
平常性を失う可能性が高くなります。

ですから、労災認定では長時間労働がうつ病発生の判定の重要な
要素になります。

しかし、私はそれだけではなく、長時間労働をする者が、楽しく、
やりがいをもって仕事ができているか、という要素も極めて
重要な要素だと感じています。
楽しい、やりがいがある、夢中になってしまう、という状態ですと、
ある程度の長時間労働をしてもアドレナリンがでて、心身が負担に
耐えることができる場合もあります。

もっとも、そのような場合であっても、「ある程度」という枠を
超える状態になると、負担は負担ですから、心身に大きなダメージを
与えることになります。
ですから、注意が必要です。

つまり、楽しい、やりがいがある、夢中になるといった状態で仕事をしても
(仕事をさせても)、そういった状態を長く継続することは危険であり、
休息は不可欠なんですね。

一般論ですが、他人からの指示だけではなく自分の判断とか意見も
ある程度取り入れてもらえる状況のときは、アドレナリンが出やすく、
心身もタフな状態になりやすいです。
(でも、やっぱり無理は禁物ということは前述のとおりですが。)

他方で、もしも、嫌々ながら仕事をするという状態ですと、
アドレナリンも出ません。そのため、そのような状態のときは
注意が必要です。
そのうえ、批判され、けなされ、プライドがずたずたになりながら、
という状況であれば、さらに厳しい状態になるはずです。

やはり、長時間労働のときは、(残業代という問題について
今回は省くとして)、本人を含む周囲が心身の安全を強く意識して、
指示をしたり、仕事をすることが大事になります。

そこで、思い出すのが、山本五十六の有名な言葉です。

**********************************************
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。

(そして、この言葉には続きがあるそうです。)

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

含蓄のある言葉ですね。
私も肝に銘じ、すこしでも世の中の役に立てるように努力したいと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。
今後、皆様が私に書いてほしいと思うことがあれば是非返信戴ければ幸いです。
今後とも努力いたしますので、次回もどうかよろしくお願いいたします。

 

吉田 良夫

[第13号] 知床で感じた地球環境のこと

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吉田良夫メールマガジン [第13号]
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今月のメルマガ              2016年9月
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知床で感じた地球環境のこと

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皆様

毎日、蒸し暑い、と思っていたら、いつの間にか秋の装いになってきました。
日本は四季の変化があっていいですね。

ところで私は8月に北海道の知床に行ってきました。
あいにく台風の影響で雨まじりの旅になりましたが、その後の
北海道は多数の台風に見舞われて大変な状況になってしまいました。
私は実はかなりラッキーな天気だったというわけです。

これまでは北海道は台風が来ない地域だったようです。
そのため暴風雨対策、とくに治水対策はあまりとっていなかったようです。
でもそれは当然のことです。
お金と時間は必要性の強い分野に投入するものだからです。

それが今年は多数の台風、それも大型台風が、今まで台風対策を
取る必要のなかった北海道を直撃しました。
多数の家屋の浸水や収穫直前の農作物が水浸しでダメになった様子を
ニュースなどで見聞きしました。
地元の方のショックと受けた被害の大きさを思うと心が痛みます。
もしかしたら、今後は北海道でも台風大雨対策を政策課題にする
必要があるかもしれませんね。

また、地球温暖化の傾向のなかで、台風も巨大化(強大化)すると
いうことを聴いたことがあります。
地球規模の変化の中で、台風コース(通路)が変化することは
十分ありえます。これまで対策が不要だった地域でも、現実と将来を
冷静に見据えて、必要な対策であれば勇気をもって資金投入し
対策を断行するということが必要かもしれませんね。

また、今回の旅行で教えてもらった衝撃のお話もご紹介します。

知床の冬の流氷は有名ですが、その流氷はだんだんと少なくなって
きているそうです。
そして、専門家は、2020年ころには知床でも流氷を見ることが
できなくなる、と言っているそうです。
流氷は一度見ておきたいので、2020年までに行かないと、などと
考えながら、これまで在ったものがなくなる(見ることができな
くなる)というのは寂しいことだと思いました。

南極の氷が温暖化のために、どんどんと溶けているという話しも
聴いていますし、地球の環境変化は東京に住んでいる私の知らない
ところで、急速に進んでいるようです。

また、今回の旅行では、野生のヒグマの親子が海辺(川辺でも
ありました)を歩いていて、親ヒグマが大きなニジマスを口に
くわえている様子も見ることができました。
幸い遠くで見ましたので、親ヒグマの子どもへの愛情と、子ども
ヒグマが親に甘えている様子を、安心して見ることができました。

地球は人間だけのものではありません。
生きとし生けるものがみんな地球で生きている、地球の環境の
中で活かされながら、各々の命を生きている、そんなことを
実感できました。

我々は1人1人では地球環境に対して大きなことはできませんが、
それでも1人1人がそういうものを守ろうという意識を持てば、
地球環境と我々人間を含むすべての生物のためになる大きな
力になるのではないか。

そんなことを感じた数日でした。

今回もお読みいただきありがとうございました。
今後、皆様が私に書いてほしいと思うことがあれば是非返信戴ければ幸いです。
今後とも努力いたしますので、次回もどうかよろしくお願いいたします。

 

吉田 良夫

[第12号] オリンピックの感動

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吉田良夫メールマガジン [第12号]
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今月のメルマガ              2016年8月
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オリンピックの感動

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皆様

今年はオリンピック・パラリンピック・イヤーです。

リオは日本と時差12時間ですが、興味のある種目については夜遅く(朝方)
まで楽しんだ方も少なからずいらっしゃったのではないかと思います。

今回のオリンピックについては、低予算、強盗被害(治安問題)、ジオ熱
といった問題が指摘されておりましたが、それでも、アスリートは
全身全霊を込めて必死になって競技に集中し、全世界に感動のドラマを
見せてくれました。

ところで、この原稿はまだ開催中に作成しておりますので、
各国の最終的なメダル獲得数はわかりませんが、日本は順調にメダルを
獲得しているようです。

もしかしたら、ブラジルには日系人が多数暮らしていて、日本に対し
好意的な雰囲気があって、それで会場内で日本人選手が力を発揮しやすく
なったのかもしれません。

また、ブラジルでは柔道から推移した柔術が独自の発達を遂げて(例えば
グレイシー柔術)、武道精神に深い理解を示す人が多くいるようです。
そういう文化的土壌が無意識的に日本人に対し友好的な応接をして
くれたのではないかというのが私の見方です。

これが反日感情の強い開催地だと、会場で日本人選手に対しあからさまな
敵対心を示すでしょうし、出場選手はそのことをわかっていても(覚悟
していても)、やはり余分なプレッシャーがかかってしまいますから、
どうしても不利になります。
今回はそのようなネガティブ要因がなかったのではないかという気がしております。

また、出場選手について、初出場の選手より2回目、3回目の選手の方が
本来の自力を発揮しやすいという話しを聞いたことがあります。
「場慣れ」ですね。

もちろん、初出場で大活躍のアスリートも多く出ており、「場慣れ」だけでは
ないということはわかっております。

ですが、激しい国内予選をくぐり抜け、1度ならず2度、3度とオリンピックに
出てくるアスリートはやはり「すごい!」。

そして、1度目のオリンピックでわかった自分の改善点を克服し、2度目、3度目の
オリンピックでより成長した自分を見せる、そのことがより高い順位につながり、
メダルにつながるのではないかと思いました。

でも、そんなことはどうでもいい。
純粋に鍛えに鍛えたアスリートの本当に全身全霊を込めた競技に、
ただただ無心に感動し、「すばらしい」と思えるだけでも、幸せです。

そして、4年後は東京でオリンピックです。

今から、本当に楽しみです。

今回もお読みいただきありがとうございました。
今後、皆様が私に書いてほしいと思うことがあれば是非返信戴ければ幸いです。
今後とも努力いたしますので、次回もどうかよろしくお願いいたします。

 

吉田 良夫

[第11号] Brexit(イギリスのEU離脱)について

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吉田良夫メールマガジン [第11号]
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今月のメルマガ              2016年7月
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Brexit(イギリスのEU離脱)について

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皆様

このメルマガを書いているときは、気温も高くなく梅雨真っ盛りという状態です。
ですが配信時には気温がぐんと上がって真夏日になっているかもしれません。
とくに今年は高温になるという厳しい予想が出ていますから、
皆様も体調管理に気を配られるなどしてご自愛ください。

皆様は Brexit という言葉をご存じでしょうか。
イギリスがEUを離脱することという意味だそうで、最近できたばかりの言葉です。

このイギリスのEU離脱は、社会経済にとってショッキングな出来事に
なったようです。
ではなぜ社会や経済はショックを感じるのでしょうか?

第二次世界大戦後のヨーロッパ体制が崩壊に向かう、世界同時株安・
為替大波乱・世界同時不況の始まり、といった声が聞こえます。

でも、世界経済の素人の私には、ショッキングの真相が違うように思えました。

真相は、国民投票を実施したキャメロン首相も、(推測ですが)
投票したイギリス国民(の多く)も、他の諸国の政治経済に関わる
キーマンたちも、ほとんどが、EU離脱の結果にはならない、と
思い込んでいたからではないでしょうか。
もし離脱もありうるという予想をしていたら、株価と為替はあれほど
急落急変しなかったはずです。
つまり、離脱は予想外だったということです。

「予想」と違う結果が出たので慌ててしまい、冷静な思考ができなくなり、
頭と心が混乱して、「ショッキング」という感覚になったのだろうと思います。

でも結果が出た以上はひっくり返らないので、イギリス国民も
他の諸国もそれに従うしかありませんね。

ところで、イギリスはジェームズボンドを輩出したように世界トップクラスの
諜報機関(諜報組織)を持っているわけで、イギリスは大英帝国領域外の
ヨーロッパ領域でかなり諜報活動をしやすかったのではないでしょうか
(私の根拠のない推測ですが)。

そして、イギリス以外のヨーロッパ諸国もテロ対策情報とかリスク情報に
ついてイギリスと情報共有をしやすかったと思うのです。

今回のEU離脱で、イギリス連邦とEU諸国はいろいろなネットワークが
脆弱化するでしょうから、当然に両者の対テロネットワークも、
国民投票前よりは弱くなるかもしれません。

でも、離脱派を支えた中高年は違う論点で離脱を求めたという話も聞きます。
イギリスは税金が高い代わりに、医療や福祉についての支払額が非常に低額
だそうです。
しかし、大量の移民が「割り込む」ことで国民1人あたりの医療と福祉の
実質サービス力が低下した。今後もっと低下する。そうすると、
これから医療と介護を必要とする中高年にとっては、「自分たちの医療と
介護が不十分になる。それは移民のせいだ。離脱だ。」という危機感が
あったらしいのです。

また、チョコレートを例にすると、EUでは厳格なチョコレート基準が存在し
(どうもそれはゴディバがあるベルギーの基準らしいのですが、詳細を
確認しないで書いています)、イギリスで作るチョコレートは
EUチョコレート基準を満たさないものが結構あって、
イギリス国内のチョコレート産業に従事する人の間では「面白くない」
という不満があったという話も聞きました。
要はEU統一基準に対する不満も離脱票に流れた要因らしいということです。

そして今回の国民投票になったわけです。
国民投票では各人がどの論点を重視して投票するかはすべて投票権者の自由です。

自分の価値観に基づいて、または自分が大事だと思う利益のために
投票することができますし、その集積で結論が決まります。
それは国民投票のメリットであり特徴です。

他方で、投票する者が極めて多数になりますから、どうしても投票者は、
「国家百年の大計を立てる」とか、「国際政治、国際経済の観点からの
国家の維持発展」というグローバルな視点を欠く可能性があります。

EU離脱に投票したけれども、やっぱり離脱しない方がよかったかも、
と思い始めている人もいるかもしれません。

ですが、イギリス連邦は離脱に向けて舵を切りましたから、
我々はEU離脱に心を乱されずに、各人が各々の持ち場で
その責務と仕事を果たすことで、明るい力強い社会にしていくことが
大事だと思いました。

今回もお読みいただきありがとうございました。
今後、皆様が私に書いてほしいと思うことがあれば是非返信戴ければ幸いです。
今後とも努力いたしますので、次回もどうかよろしくお願いいたします。

 

吉田 良夫